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生コンプラントの検査に使うロードセル加算器
ビルを建てるときに、生コンクリートを使います。生コンクリートは、生コンクリートプラントで生産されます。セメント・砂・砂利・水などの材料は、プラント装置内の計量器で正確に計量しなければなりません。そのため、定期的に計量器の検査を行いますが、この検査を業務としている会社があり、その会社では検査の際、2本使用するロードセルをそれぞれに表示器に接続し、表示加重の合計計算は人手に頼っていました。
表示装置は、共和電業のWGA-710Aを2台用いています。合計値は、向かって右側の装置で表示します。中央の黒いボタンは、リセットスイッチで、その下に電源スイッチを配置しています。
加算器の背面には、スイッチやコネクターを配置しています。ロードセルは共和電業、東京測器の何れでも改造せずに使えるよう「極性切替」スイッチを設けました。
「合計・単独」切り替えスイッチを切り替えた直後には、正しい値を表示していません。再設定が必要です。
財団法人 日本建築総合試験所で成績書を取得することができます。誤差は、ロードセルの試験成績書・表示器の仕様書と比較確認して下さい。オーバーロードなど特殊なことがなければ、許容誤差の範囲内であることが判ります。