小難かいけつ・田村エンジニアリング

【 サイロ内部を撮影・損傷調査 】

  ロボット製作、撮影調査実施は、こちら

田村さん、サイロの調査があるんだけれど、写真を撮れるかなあ。

   北海道にありますねえ。夏に草を貯めておいて、冬に牛に食べさせるあれですか?

ちょっと違うよ。穀物だけれど、、、直径7.5mで高さが30mのものが数十本あって、全部調査したいけれど費用がかかるから、代表的なものを選んで撮影しようと言うことや。

   成る程、すると直径7.5mの天井の真ん中からカメラを吊り下げて撮影すると言う事ですか。

いや、スラブのマンホールは、全部、中心から外れているそうや。

   ・・・・、内壁に付着物が沢山あると、壁面のクラックなどが写りませんねぇ。

付着物はあるけれど、ブロアーで吹いたら飛んでしまうぐらいらしいよ。付着物の除去もやって欲しいと言う事や。

   そうですか、調べてみます。

  調べ始めました。サイロの清掃を請け負う会社が四社見つかりました。が、何れもサイロ一本当たり、5日〜一週間かかるとのことです。費用もそれなりにかかるとのこと。ならば、ブロアーで飛んでしまうぐらいだから、エアーガンで吹き飛ばす構造を作ろう、と考えました。結果は、大失敗でした。付着物は、厚みが最大5cm程あり、ブロアーで飛ぶのは表面だけでした。

付着物は、指一本長さ分の厚み。

  エアーガンの圧力を上げる方法、ケレン作業に似せて掻き落とす方法、モーターの先にワイヤーを取り付けて叩き落とそうとすると火花が出て危険すぎる。モーターにナイロンコードを取り付けて叩き落とそうとしましたが、時間がかかりすぎ、結局、田村の方法は却下。先方の指示に従い、清掃作業を行いました。  

ロボットは、ほこりだらけです。

  清掃をしながら埃が落ち着くのを待って、撮影作業に入ります。
撮影は、翌日、つまり12時間以上放置すると、ストロボを焚いても埃が空中で反射することはありませんでした。

撮影の時は、このようにカメラを取り付けます。

  撮影が終わるとデーター処理です。

写真を見ながら展開クラック図を作成します。
また、塗膜の状態も観察しました。
色々な見方で検討し、一覧表にまとめました。

展開写真

写真を縮小し、展開クラック図と同様に並べ、全体像を見ることができました。

  最後に報告文書を作成、写真は、CD−Rに焼き込んで提出です。

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