【 肌のかさつきが止まる保湿化粧水を作る 】
肌がかさかさになる冬シーズンを2回越えて、 家族で使ってもトラブルがありませんので、良さそうだなと思う方にどうぞ。作り方は、多くのホームページでは、濃度20%(尿素50g、水200cc)の液を作ってから用途に応じて薄めて使うように載せていますが、当方では、濃度10%のみで作っています。こういう方法もあると言うふうにご覧になって下さい。100g 作って12円もかかってしまいました。何じゃ、これは?笑うてしまうわい。
(1) 材料と道具です。
尿素の容器は以前に薬局で買うた時のもので、現在はDIY店の園芸コーナーで158円/600gです。窒素64と表示のあるものです。
グリセリンは、薬局で900円/500ml ぐらいだったと思います。これを写真左の白いボトルに入れて、調合の時に滴下しています。
キティーちゃんのコップは水道水です。活性炭フィルターなどは通さず、原水のまま使います。塩素が若干残っていて、殺菌・防腐効果が少しあります。
右の化粧水のビンは水道水で5〜6回ゆすいでいます。
その下の白いコップはポリコップで、縁をライターで少しあぶって注ぎ口にしています。
あと、薬さじ代わりに柄の長いスプーンです。
秤は調理用の1g単位で秤量1kgです。
(2) 混ぜる割合は、重量比で
・尿素 10%
・グリセリン 5%
・水道水 85%
としています。これを全身に使用しています。
(3) グリセリンは、
ねばねばでトロ〜〜リなのでビンから直接では扱いにくく、滴下しやすい容器に移し替えておきます。
(4) まず、尿素を10g計ります。
(5) 次に、グリセリンを追加します。
表示はリセットせずに追加しました。10g+5gで15gで止めるべきを16gまで入れてしまいました。でもOKで〜す。
(6) さらに、水を入れます。
ポリコップの横面に50mlピッチの目盛りがあるので、最初はキティーちゃんのコップから直接流し込みます。ポリコップの50の目盛りを越えたら、秤の表示を見ながらスプーンでチョロリ、チョロリと入れます。100でストップですが、101でも気にしません。
(7) 攪拌、
計り終わったら結晶が見えなくなるまでスプーンで混ぜます。10秒ほど混ぜるとほとんど溶けてしまいます。結晶の固まりが見えたら、スプーンでつぶします。少々残っていても使うときにビンを振って混ぜていますので、結果オーライです。
(8) 移し替える化粧ビンは、
プラスチックの注ぎ口を外して5〜6回水洗いしておきます。乾燥させてなくてOKです。で、混ぜ終わった液を化粧ビンに移し替え、注ぎ口とキャップを取り付けて出来上がりました。
(9) 2シーズン使用した感想です。平成15年10月から3シーズン目です。
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見た目は「水」そのものです。人の出入りが多い場合は、「保湿水」とでも表示した方が良いと思います。 |
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手にピッピッピッと出して、肌に塗ります。風呂上がりに塗るのがより効果があるようです。 |
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塗っているとベタベタ感がありますが、5分もするとしっとり感になります。ベタベタ感が取れない場合は、塗り過ぎか、グリセリンの入れ間違いでしょう。間違って舐めてしまっても苦いだけで、不適飲用です。 |
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ベタベタ感のあるうちに服を着ても問題ないようです。少しは保湿効果が落ちるかも知れません、また、衣服を洗濯の際に洗剤が余分に要っているのかも知れませんが、感じるほどではなく結果オーライです。 |
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ソックスのゴムで押さえられている場所などカユイが止まりにくい場所には、重ね塗りをするとOKです。だから濃度の高いものは作っていません。 |
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掛かり付けの歯医者さんに教えて上げたのですが、寝ている間に無意識に掻いて、パジャマやシーツに血が付いていたのがピタリと止まったとのことです。 |
(10) 気をつける事
保湿剤入りの市販の化粧品は、香料と共に防腐剤が入っています。市販の化粧品が肌に合わない方にも、この自家製化粧品でOKかも知れません。でも、防腐剤が入っていない分、劣化が速いので保存方法に気を使います。ここは大阪府岸和田市ですが、ダメッと思った時があります。6月に作って4週間位経った頃にビンの底にカビのようなものが見えました。君子危うきに近寄らず、あるいは、無知なるが故に捨てました。冬には、暖房のない洗面台に置いています。年中冷蔵庫に保存している方もいらっしゃるようです。
* 今では、我が家の必需品です。
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