【 人が入れない中空の壁の中を調査 】

 

壁体内部の断熱材が剥落したようなので、内部の写真を撮りたい、との問い合わせがありました。 幅30m、高さ13mの壁が二面です。上階の床と壁に穴を開けて、カメラを入れる方法で撮影して欲しいとの事です。

壁面に穴を開ける方法は、内部がよく見えて良いのですが、傷が大きくなるので、450開口を3箇所にし、φ65の床開口を17箇所開けることになりました。

(1)
壁面上部で、450開口部です。
ここからカメラを降ろします。

(2)
照明が白熱灯では衝撃に弱いので、高輝度LEDを使っ
た照明を製作しています。

次の写真は、細穴用に作ったカメラ・照明をφ65の穴から挿入しています。

(3)
照明は高輝度LED、カメラは手元のモニターを見ながらリモートコントロールします。
(4)
スラ
ブ下100から撮っています。
(5)
壁面と小柱の打ち込み断熱材がよく解ります。

セパキンに塗ったエポキシ樹脂も解ります。

 

(6)
Cチャンネルの取り合いもOKです

打設時にモルタルが流れたようです。

 

(7)
壁面内部の障害を越え、下部構造までカメラを入れることができました。

更に、壁体下部の隙間からカメラを挿入して外部接続したモニターを見ながら上向けにリモコン撮影しています。

(8)
別の場所では、上方に見える断熱材がL型に貼ってあります。
(9)
ここの断熱材はL型に貼られていません。
(10)
ズームアップして見ると、どうやら剥がれているようです。
(11)
更に拡大してみると接着剤の残骸が認められ、故障個所が確認されました。

撮影装置は、現場毎の専用装置になりますが、汎用性がありませんので、できるだけ市販品を使って、安価な装置を製作しています。

   ご連絡は、こちらから

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    田村エンジニアリング/大阪/関西