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投稿日: 2008/04/25(Fri) 11:55
投稿者Hima@豊中美研
Eメールhimata@osaka.email.ne.jp
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タイトルRe: デッサンの狂いについて

RRRさん、

>この前自画像の絵を正面から描いていました。そしてその絵を鏡に映して絵を反転してから気づいたのですが、絵が左側に寄ってしまっていました。具体的に言いますと、向かって左側の髪が異様にふくらんでいて、逆側が妙に凹んでいるのです。眼鏡のつるも向かって左側の見える部分が多く、逆側はあまり見えない描き方になってしまっています。

たしかに、これは「デッサンの狂い」といいます。
対象とデッサンをしっかり比較してより正確に描くようにすべきです。

>こういったことは昔から良くあったのですが、どうしたら治せるのでしょうか?鏡で絵を反転するなどしないと、狂いに気づかずにそのまま書き続けてしまいます。自分の絵をみると、手などの左右非対称の絵はまだ見れるのですが、幾何模様や、左右対称の人工物、人間の正面顔などは描いたもの全部とはいいませんが、だいたい片方に寄ってしまう傾向があるようです。

鏡で確認することはひとつの方法です。それで「あっ」と気づいて普通に絵を見れば正像でもデッサンや構図がおかしいことに気づきませんか?
気づけば修正すればいいわけです。

>人には利き目というものがあるらしいですが、そのせいなのでしょうか?昔思いつきで、人間の正面顔をクロッキーで何枚も描いて自分の目線のゆがみを直そうとしたこともあったのですが、中途半端にやめてしまいました。またやろうと思っているのですが、これは意味があるのでしょうか?

目の機能には関係ないと思います。
対象が正確に見えてデッサンが正確に見えない(あるいはその逆)なんてことはないでしょう。
どちらも狂ったり傾いたりして見えるというのならありそうですが・・・この場合はそのまま正確に描けば問題ないわけです。

>それと、モチーフは左目と右目、どちらでみるかで見え方が変わってしまうと思うのですが、どちらかの目で見るかしっかりと決めて絵を描き進めるべきなのでしょうか?漠然と両目でモチーフを見ていて、ある部位は左目で見えるものを、ある部位は右目で見えるものを複合して描いてしまったために、整合性がとれない絵を描いてしまったことが何度もあるんです。この場合、ウィンクをして絵を描くことになると思うのですが。

「漠然と両目で」見える状態をめざしてください。
絵を描くことには光学的な「整合性」をうまく誤魔化す工夫も含まれています。
そもそも立体(空間)を平面にうつすということ自体に無理があるのです。

>最近この問題のせいで続けて酷い絵ばかりを描いてしまっていて相当参っています。アドバイスよろしくお願いします。

「デッサンの狂い」は正確に見えるように描く訓練・努力によってしか克服できません。
そちら方向で努力なさるのがいいと思いますよ。<笑>


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