MIDORI NATSUKAWA Presents
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UFO 1976 in London の写真です! 1976年から77年にかけて、6ヶ月ほどロンドンに滞在してた私ですが、12月の18、19、20日の3日間、またもやマーキーでやったUFOのギグに行きました。3日とも一人で行ったわ。 このころは、彼らも相当人気バンドになっていて、もう少し大きいホールでもやってましたが、まだたまにマーキーにも出てて、この12月は満員御礼というくらい人は入ってました。 3日のうち、2日目にカメラを持っていき、ステージの真下にへばりついて、どアップのショットを撮りました。客は背の高いオニイちゃんがほとんどなので、私のように小柄な日本人ギャル(そのころはね)としては、写真撮るより、つぶされないようにするのが精一杯で、何枚かいいショットが撮れただけでラッキーでした。 ピート・ウェイは、このころからトレード・マークにもなったシマシマの趣味の悪い(!)パンツに身を包み、ステージを所狭しと大暴れするワイルドなベースマンになっていて、かなり度肝を抜かれました。お顔はキレイでしたが。 マイケル・シェンカーは、もう控えめでおとなしそうではありませんでしたが、その後もお馴染みの、ヒザにフライングをはさんで弾くあのポーズが決まっていて、充分カッコよかったものです。 この年の5〜6月ころにNo heavy petting を出していた彼らは、そのアルバムでキーボードを弾いていたダニー・ペイロネルというメンバーの替わりに、元サヴォイ・ブラウンのポール・レイモンドを入れていて、その彼はキーボードだけでなくサウスポーでギターも弾くバイ・プレーヤーでした。この彼は、かなり派手なコスチュームで、おまけにかなりカワイイ容貌でしたので、なんだかUFOの平均年齢が下がったなぁ・・・と思った覚えがあります。実際は、彼が1番の年長者だったんですが・・・。 ステージ全体の写真は、3日目、早々に会場入りしてステージ脇の箱だか使わないアンプの上だかに座れる場所を確保して、そこから撮りました。 この日が1番よく、おちついて見られました。 オフの写真も、その3日目に撮りました。そのころよく使う手だったのですが、私がローディーのオニイちゃんに最初に「日本のファンクラブから来たんですが、メンバーの写真とれないかしら?」と言ったら、すぐマネージャーとフィルとピートが3人して出てきてくれて、「遠いところよく来てくれたね」と握手。 ファンクラブってのは効果あったのね。とたんにメンバーたちが親切にしてくれたんだわ・・・。 写真撮りたいと言うと、「楽屋でもいいけど、汚くてレディには悪いな・・・」とピートは気を使ってくれるし、それでもいいわ、と食い下がると、「じゃどうぞ」中に入ると、みんなして「わぁ、日本から来たの?」と歓迎してくれて、あのようにニコヤカな表情でポーズをとってくれたんです。 5番がマイケル・シェンカー 8番はマイケルとポール・レイモンド 9番はポールとドラムのアンディ・パーカー 10番がピート・ウェイ 15番がボーカルのフィル・モグとアンディです。 マイケル・シェンカーが、ほとんど無防備に無邪気な笑顔で、カワイイと言えばカワイイけど、ほとんどバカな子供みたいでした。 あんまりまだ英語ができなくて、となりにいる子はドイツ人の友達のようで、二人でドイツ語でしゃべってましたね。 カメラ向けたら、初めストロボがつかなかったらしく、一生懸命何か言ってくれてるんだけど、その言葉が私にはわからなくて、10回くらい聞き直してしまった。 しまいには、彼「It dosen't work !」・・・・・初めからそう言ってくれよ〜!でも親切でした。 他のメンバーも、ステージのワイルドネスからは想像できないくらい普通で、ソフトでマトモでした。 楽屋は、案の定スゴイ落書きで、たしかにあんまりキレイとは言いがたかったけど・・・。 そうそう、このころって、マイケルのことをメンバーたちは、ミッシェル、ミッシェルと呼んでました。 本人に直接「あなたはマイケル? それともミッシェル? どっちが本当?」と聞いたところ、「ウ〜ン、どっちでもいいんだよ〜」と嬉しそうにアハアハ笑ってました。私は、それでしばらくはミッシェルと呼んでましたね。 のちのち、90年代になってから、またこのメンバーで再結成したとき、このときのオフの写真をフィルに見せたら、マイケルを指して「Baby !」と叫んでました。たしかにこのころのマイケルは「赤ちゃん」でした。でも、かわいかったのは、せいぜいこの年ころまでだったようで・・・。その後、マイケルは77〜78年ころになると失踪したり、ギグをスッポかしたり、いろいろバンドに大迷惑かけるようになっていくんです・・・。 ここでアップした写真のうち、何枚かは、彼らが79年に再来日したときのオフィシャル・プログラムに使われました。コアなファンは覚えてるかも・・・。 元は私が撮った写真です。 1979年へつづく・・・・・・・・・ −夏川 翠−l |
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Kimio Yokohata
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