Fennel

和 名 茴香(ういきょう)  西洋料理のハーブとしてはフェンネル、中華料理のスパイスではういきょうと呼ばれており、どちらかの名前でスーパーの棚に並んでいるのを見ることができるでしょう。魚料理の臭い消しやピクルスなどの漬物、サラダ、パンなどに広く使われます。ハーブティーにすると、健胃、去痰の効果があります。地中海沿岸原産で、成長すると1mくらいになり、黄色い傘状の花を咲かせます。
学 名 Foeniculum vulgare
セリ科
花言葉 愛情に値する
10月9日の誕生花
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Nasturtium

和 名 金連花(きんれんか)  原産国のボリビアではこの根を料理し、フランスやアメリカでは葉をサラダにします。蓮に似た葉はちょっぴり辛く、料理に独特のアクセントを与えます。ビタミンCと鉄分を含んでいるため、かつては壊血病の薬として利用されました。インカ帝国の略奪時に、イギリス人によって、庭園用植物としてヨーロッパに伝えられました。
学 名 Tropaeolum majus
ノウゼンハレン科
花言葉 愛国心
9月6日の誕生花
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Caraway

和 名 姫茴香(ひめういきょう)  ギリシャやローマでは紀元前から栽培され、にんじんに似たオレンジ色の根と、茎と葉は茹でて食べ、種からとれる精油は薬用にされていました。消化を助け腸内ガスの発酵を防ぎ、風邪の予防になるので、今でもさまざまな料理に使われています。特に種子には強い甘みのある芳香があるので、パンやクッキーなどの風味付けによく使われます。葉や根にも腎臓や分泌腺の機能を活発にさせる成分が含まれています。
学 名 Carum carvi
セリ科
花言葉 迷わぬ愛
1月22日の誕生花
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Goldenrod

和 名 秋の麒麟草
(あきのきりんそう)
 いつのまにか土手や空き地に生え、人の高さよりも高く伸びてしまう草です。緑の葉と黄色い花のコントラストが鮮やかですが。アメリカでは開拓前から原住民の重要な薬草となっており、尿路結石やけがの治療にも効果があるとされ、整腸剤、風邪薬にもなることから、今でも民間薬として広く使われています。
学 名 Solidago virgaurea
キク科
花言葉 奨励/警告
8月30日の誕生花
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Anise

和 名 茴芹(あにす)  真夏に白いレース状の小さな花をたくさん咲かせます。星型の実は中華料理で八角と呼ばれ、独特のにおいがあります。葉はみじん切りにしてサラダやスープにいれ、実の中にある小さな種はパンやチーズ、ドレッシングなどに入れます。原産地はギリシャ・エジプトで、ローマ時代には税金として納めたほど貴重でした。薬効としては、消化を助け、腸内にガスが溜まるのを防ぎ、便秘などの腹痛を和らげます。
学 名 Pimpinella anisum
セリ科
花言葉 活力
12月30日の誕生花
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Dandelion

和 名 蒲公英(たんぽぽ)  日本でもよく知られ、空き地や土手などに生えています。若い葉にはビタミンAが多く含まれ、サラダなどによいです。根を乾燥させるとコーヒーの代用品になり、ノンカフェインで胃にやさしい飲み物となります。夏に摘んだ花を使ってハーブビールやタンポポワインにすると、利尿や肝臓病に効くといわれます。
学 名 Taraxacum officinale
キク科
花言葉 飾り気のなさ
3月29日の誕生花
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Coriander

和 名 香菜(こうさい)  生の葉は香菜(シャンサイ)、実はコリアンダーと呼ばれ、エスニック料理には欠かせません。葉には強い独特の匂いがあり、好き嫌いがはっきり分かれますが、完熟した実は白胡椒の粒に似ており、さわやかな香りを持っています。粉末状のものはカレーには必ず入っているスパイスの一つです。薬効性が高く、咳止め、胆石、健胃剤、吐き気防止、消化促進など、さまざまな効果があります。
学 名 Coriandrum sativum
セリ科
花言葉 辛辣/隠れた美点
12月4日の誕生花
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Watercress

和 名 オランダ芥子
(おらんだがらし)
 水辺が非常に好きで、夏には白い花を咲かせます。繁殖力が強く日本でも自生し、明治の初めごろ野菜として伝わり、川に流れ出た西洋料理店の屑が根を張って繁殖したといわれています。葉はビタミンA・C・カルシウム・鉄分などを豊富に含み、ぴりっとした辛さを持っています。また、葉を外用すると鎮痛作用があり、内服すると健胃作用があるといわれています。
学 名 Nasturtium officinale
アブラナ科
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Chamomile

和 名 <なし>  ヨーロッパやアメリカの郊外では、道端などに白い花が群れ咲き、りんごのような甘い香りを放っています。香り成分であるアズレンには鎮静効果があり、この花を摘んで、中央の黄色い部分を干したものをお茶にすると気分が静まります。そのほかにも、体を温める効果があるので、冷え症や初期の風邪に効果があります。別名「植物の医師」といわれ、害虫駆除にも効果があります。
学 名 Matricaria chamomilla
キク科
花言葉 あなたを癒す
11月3日の誕生花
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Artichoke

和 名 朝鮮薊
(ちょうせんあざみ)
 アザミに似ていますが、高さは2m、花の大きさは10倍もあります。食べられるのはつぼみの部分で、花が咲く前のがくが鱗のように重なっているところです。塩少々を入れた湯で茹でてから、がくを1枚ずつはがしてからマヨネーズなどをつけ、歯でしごくようにして食べます。味はトウモロコシと枝豆をミックスした感じです。
学 名 Cynara scolymus
キク科
花言葉 警告
8月30日の誕生花
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Mullein

和 名 ビロードモウズイカ  葉は綿毛に覆われてロゼット状になり、その中央から伸びた長い茎の先に黄色の花をたくさんつけます。花には呼吸器官系のさまざまな炎症を静める作用があり、発汗作用もあります。乾燥葉をたばこにして吸うといらいらを鎮め、葉の浸出液を偏頭痛や耳通の治療に使います。また、オイルにして打撲・間接痛などに使用しても効果があります。
学 名 Verbascum thapsus
ゴマノハグサ科
花言葉 道標
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Flax

和 名 亜麻(あま)  真夏の朝から昼頃まで青い花を咲かせます。茎からは上質の繊維が採れ、かつては重要な植物でした。エジプトのミイラを包んでいた布が亜麻布ですし、今でも高級なテーブルウェアは上質の亜麻布で作られています。種子からはリンシード油(亜麻仁油)が取れ、油絵の具の溶き油や家具の塗料、塗り薬の基剤として用いられます。緩下剤・風邪などに用いられたこともありますが、腸に炎症を起こすことがあるので、現在では内服しません。
学 名 Linum usitaissimum
アマ科
花言葉 あなたの親切が
身にしみる
6月3日の誕生花
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Mignonette

和 名 木犀草(もくせいそう)  葉はヘラのような形をしており、細い茎の先に穂状に集まって小さな薄緑色の花を咲かせます。学名のResedaは、ラテン語の「癒す=Resedo」に由来し、かつては傷や炎症をやわらげる薬草であった事がわかります。また、古代ギリシャでは染料ともされ、花嫁の黄色い衣装を染めたと言われます。
学 名 Reseda
花言葉 見かけ以上の人
6月12日の誕生花
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