美田の広がる越後平野は日本一の穀倉地帯である。この越後平野と高だ平野を中心に新潟県内で生産されている米は70万トン、全国の六パーセントを占め、関東・阪神方面へ多く移出している。夏は山脈を越えてくる高温な南東風が稲の生育を促し、冬には北西季節風が運ぶ降雪は貯水の役割をもっている。こうして新潟県には日本一の信濃川や阿賀野川をはじめ多くの川が流れ、その河川水が田んぼを潤し、沖積の肥沃な土壌を形つくってきた
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農林水産省が水稲優良品種育成事業を進めるなか、昭和6年、日本稲作事業の金字塔といわれた交配種「農林一号」が新潟県農事試験場(県農試)で誕生した。この「農林一号」を父、「農林二二号」を母として昭和19年に県農試でつくり出されたのが、後の「コシヒカリ」である。この無名の雑種ははじめ福井県農試で「越南一七号」といて育成されていた。それが酔うわ28年、県農試に里帰りして栽培技術の改良により、昭和31年「農林一○○号」に登録し、「コシヒカリ」と命名、正式デビューと同時に、新潟県は他に先駆け奨励品種に指定した。
近年、日本一食味のよい米といえば、「コシヒカリ」の右に出るものはない。特に新潟県産米は最高である。コシヒカリの作付け面積も昭和54年以降、全国1位を続けている。平成5年度作付け目mm席でコシヒカリの占める割合は68パーセントで、うち魚沼地区が16パーセント余り、新発田地区とあわせると32パーセント余りとなっている。コシヒカリはやや倒伏しやすいことや稲熱病(いもちびょう)にもやや弱い点で多肥栽培に向かない特性がある。
新潟県は安定生産地としての好条件を備えている。新潟県の気象条件が良食味舞の生産に適しているといわれる。新潟県は登熟期間中の平均気温が24〜25℃で最適値に近く、登熟適温地域である。また、登熱機関の昼夜の温度格差が他の地域に比べて大きいことも食味を増している。
食味が非常に良いと言われている、魚野川の西側地帯は、川が運んだ土砂によって堆積した、肥沃な砂壌土地帯である。窒素やカリなどの化学肥料の施用量が全国最低であることも食味のよい米づくりにつながっている。
《美味しいお米のできる産地の共通条件は》
@日当たりの良い、ゆるい傾斜地で、透水性の良いこと。
Aさわやかな川風が吹くなど、風通しの良いこと。
B黒ボタの火山灰土でなく、河川の運んだ土砂などが堆積した肥沃な砂壌土の水田であること。
C比較的上流部の、汚染の少ない河川を用水にしようしていること。
D登熱期間の平均気温が24度から25度程度で、しかも気温日較差の大きいこと。
などが挙げられる。(コシヒカリ物語 より)
これらの条件を満たす地域として、中山間地の多い魚沼地方や新発田地方が適産地となっている。
| コシヒカリご飯料理 |

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山菜釜飯
ワラビ、タケノコなどの山菜をお米と一緒に釜に入れ、だし汁と醤油を加えて炊き上げる。 |
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わっぱ飯
炊き上げたごはんを、ヒノキの薄い板を曲げて作った「わっぱ」に入れ、鮭などの好みの具をのせて10〜15分ほど蒸してできあがり。
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