流れ梅 Nagareume 新潟市
Aged Kishu plum juice is combined with a clear jelly in the form of Kuzukiri. The refreshing flavor and cool texture are exceptional. 創業1858年(安政5年)創業で、会津八一の書になる看板で知られる新潟の老舗和菓子屋「大阪屋」の流れ梅は、梅の香りをつけた葛(くず)切り風のお菓子だ。トロッと甘く、さわやかな味わいが、暑さで疲れた体に心地よい。 くずきりと思えるものは実はカンテンともまた違う海草エキスを調製したもの。 流れ梅のシロップは、紀州南高梅(なんこううめ)の実を搾り、1年かけて熟成したものだ。最初は白く透き通っているが、熟成が進むにつれて次第にあめ色に変わり、香り高く、まろやかになる。加熱はしない。日持ちするが、かわりに梅本来のおいしさが失われてしまうからだ。 流れ梅の発売は、1986年。当時は、夏場の菓子というと、ゼリーや水ようかんぐらいしかなかった。何かもっと夏にふさわしい菓子を作りたいと考え、作り出した夏菓子だ。当時梅を素材にした夏菓子は珍しく、たちまち評判を呼んだ。 大阪屋古町本店
〔所在地〕新潟市古町通7番町1006の1 ※地図 ※ストリートビュー 〔連絡先〕 ☎025-229-3211 〔アクセス〕
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