藤五郎梅 Togoro plum 新潟市



🔗梅の里通り

旧亀田町荻曽根(現新潟市江南区)は「藤五郎梅」、「越の梅」の発祥の地で、新潟県内有数の「梅」の生産地である。
荻曽根は、1897年(明治30)ころ以前はナシの産地であったが、それに代わる有利な畑作物が求められていた。集落の清野藤次郎宅地の梅の木のうちの1本が毎年収穫量も多く、うめ漬けとしてもすぐれていたことから、接木による増植が図られた。
1907年(明治40)ころ、萩曽根の青果問屋宇野藤五郎が旧新潟市の市場に再三出荷した梅は「果汁が多く,肉厚で大玉だ」と消費者から歓迎され、「藤五郎梅」と呼ばれるようになった。
新潟では、梅といえば藤五郎が主流とも言われる。肉質はねっとりしていて、梅干し・梅ジュース・梅酒などなんでも使える人気の品種だ。

「越の梅」は亀田・荻曽根地区の藤五郎梅の梅園から偶然発見された突然変異の梅で、やや小粒だが皮が薄いことから肉厚で柔らかく主に梅干し用として生産されている。

江南区役所の前庭には、「越の梅」の原木と「藤五郎梅」の古木が植えられ大切に保存されている。


🔶〔旬の時期〕 6月上旬~下旬


🔶亀田・農産物直売所 大地
〔所在地〕新潟市江南区茅野山2-1798-1
〔問い合わせ先〕 025-382-1311
〔ウェブサイト〕 http://daichi-niigata.com/


梅の里通り

県内有数の生産を誇る亀田の梅。約3,300本が栽培されており、3月の開花期にあわせ、甘い香り漂う梅林に梅の路散策コースが設置されます。


梅の里通り
〔見頃〕 3月下旬~4月上旬
〔本数〕梅の花 3300本
〔所在地〕新潟県新潟市江南区荻曽根


かめだ梅まつり
3月の開花期にあわせ、甘い香り漂う梅林に梅の路散策コースが設置されます。イベント日にはスタンプラリーや梅加工品及び農産物の販売も行われます。
〔開催時期〕 3月中旬〜下旬

≪現地案内看板≫
梅の里通りの由来
亀田町の名産、梅の栽培の歴史は古く、江戸時代後期にさかのぼる。
『亀田町史』によれば文化~文政の頃(一八〇四~一八二九)年、宇野藤五郎(※地図 ※ストリートビュー)が梅を栽培し、市場に出荷したところ好評を博し「藤五郎梅」の名で荻曽根の梅を商品化したのが始まりという。
戦時中は軍の食料として徴用され、「日の丸弁当」として親しまれたものである。
今、ここ荻曽根の梅林には樹齢百年を越える巨木が林立し、梅花の薫風と華やかな風情で春の訪れを告げている。
二十一世紀を迎えて募集した。「新亀田八景」に「梅の里通りの薫風」として、この風景が選ばれ、環境、景観を重視する人々支持をうけている。

亀田郷土資料館

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