吟田川 清水 Chibitagawa Shimizu 上越市
大出口泉水の周辺には他にいくつもの湧水があり、吟田川湧水もその一つで、尾神岳の中腹、旭平から黒岩峠に通じる道路脇、大出口泉水から少し下った道路脇にある。標高は250mで、「不動明王霊地」のしたから湧出していて、3本のパイプで導水されている。流量は約1,300m3/日(900L/分)で、水温約10度の超軟水。「冷たい水」の「冷」が「吟」に、変化したといわれている。 大出口泉水よりアクセスしやすいことから、地元の人はここに水を汲みに来ることが多い。また、地元の酒蔵は「発酵がゆっくり進み、柔らかい、いい酒ができる」と仕込み水にこの水しか使わないという。 湧水口の奥には不動明王と石仏があり、かつては不動明王霊地として信仰の場所だったことをうかがわせる。
代々菊醸造 酒蔵から車で30分ほど、霊峰米山の中腹、標高約250mあたりの吟田川湧水地から水を汲み、酒造り仕込み水に使っている。(☛ 代々菊酒造) |
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