大出口泉水 Odeguchi Spring water 上越市



県道524号から旭平地内で、市道大出口線に入って約1km、湧水口は鬱蒼たる緑の中にある。
柿崎地区と吉川地区の境にそびえる尾神岳の柿崎側のふもと、東横山地区内にある湧水地。地元民はただ単に「大出口(おおでぐち)」と呼んで親しんでいる。その湧水は、霊峰米山の山麓に染み込んだ雨水といわれ、湧水量が1日4,000トンと多く、硬度23度で水温は約8度に保たれ、季節に関わらずに湧きいでている。周辺は大出口公園ととして整備されている。
平成20年(2008)に環境省による「平成の名水百選」に選ばれた。また、新潟県の「輝く名水」にも選ばれている。
わき水の脇には不動明王が祀られ、毎年7月25日に祭事が営まれる。
またこの湧水は、712年(和銅5)ごろ妖怪退治に訪れた沙彌という木喰臥行者が尾神村で「一杯の水でも」と村人に乞ったところ邪険に断られたため、祈祷によりその村の出水を現在湧水のあるこの地へ移したという由来がある。
標高350mの高台にあるため正面には頸城平野、日本海の大パノラマが一望でき、尾神岳から飛び立つハングライダーの飛行も眺めることが出る。
水は硬水で、炊飯やコーヒーにもってこいで、キャンプの料理も大出口泉水のおかげで一層美味しいものとなる。※ストリートビュー




≪現地案内看板≫
大出口泉水

平成十九年二月に新潟県の優れた湧水「輝く名水」に選定されました。
緑豊かな尾神岳の中腹の森から、一日約四、000tの豊富な水が一年を通して涸れることなく湧き出しています。
水温の平均は摂氏八度前後で農業用水や飲料水などに利用されています。
湧水の周辺は木立に囲まれているため夏でも涼しく、正面には頚城平野や日本海の大パノラマが一望できる環境になっています。
また、尾神岳にはパラグライダーのフライトエリアがあり、天気の良い日にはパラグラーダーを楽しむ人の姿が見られます。
{いわれ}
この湧水は七百十二年ころ妖怪退治にこの地を訪れた木喰臥行者が、とある村で「一杯の水でも」と乞いましたが邪険に断れたため、祈祷によりその村の出水をこの場所へ移したという由来が残されています。

上越市
柿崎観光協会





大出口泉水 地図 ストリートビュー















日本全国体によく効く!名水50選

日本全国体によく効く!名水50選

  • 作者:
  • 出版社:ベストセラ-ズ
  • 発売日: 1998年11月10日頃

中野茶屋
一人でも気軽に 地元の方が多い
[住所]新潟県上越市柿崎区柿崎6311-1
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