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ペット可コテージとは言うが、小型犬のみだそうな。
私:「ちょっと待って下さい、ラブラドールは中型です」
管理人:「・・・・・・」
私:「電話で予約を入れたときは犬種も何も聞かれませんで
した」
管理人:「ここに小さいですが小型犬と書いてあります」
紙切れを提示する管理人。
私:「この子は普段、私たちと一緒に生活してます。この子
だけを預けなきゃいけないの?」
管理人:「大型犬はそういうふうにしてもらってます」
私:「どうして駄目なんですか?」
と問い詰めたところ、以前どうしてもと言われて大型犬を泊
めたら、ひどく汚されて、床にいたっては張り替えなきゃな
らないほどの被害を被ったとか。
管理人:「とにかく、中に入れないで下さい」
そう言って、ペットホテルと連絡を取りはじめる管理人。 |
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中に入れてもらえないゆーさんは外で一人お食事。 |
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回りたかったお店や周辺の散策を取り止めにして、自分
たちの納得の行くペットホテルを探そうと出かけたのはい
いが、その日はあいにく日曜日。やっと見つけてもどこも
閉まっています。
管理人と電話で連絡を取りながら探すこと数時間。辺りは
すでに真っ暗。結局管理人が紹介してくれたペットホテル
に預けることになりました。
「寝るだけだからね。朝になったら一番に飛んでくるからね」
呪文のように、くり返し別れの儀式が執り行われると、ゆーさ
んはおとなしくペットホテルのケージに入りました。
こうして、離れ離れの夜はふけていくのでありました。 |
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朝です。ほとんど眠れませんでした。
ベッドルームはツインが二部屋。たてつけがよく静かで、
本当ならぐっすりできそうなもんですがね。 |
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