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1号機

 

私がパソコンを使うようになったのは、大学生だった頃の話。

当時はまだ8bitパソコンが主流で、

生まれて初めて買ったのは、SHARP の MZ-80B だった。

しばらくすると NEC の PC-9801 シリーズが人気になったけど

とても高価で、丸っきり手が出なかった。

同じ SHARP から MZ-2000 と言う後継機種が出たけど、これも買わなかった。

その後に、X1 Turbo と言うのが登場して、これを購入。

PC-9801 互換の、EPSON 製ノートパソコンも買って使った。

 

もうちょっと高性能なのが欲しかったけど、なかなか手が出ない。

ずっと我慢していたら、DOS/V なんてのが出てきた。

これは何とか手が届くような価格だったので、無理して買ってみた。

このとき買ったのは IBM の PS/V と言う機種で、Windows3.1 で楽しんだ。

これに付属していたキーボードはとても使いやすくて、

2004年の現在でも自作4号機で愛用している。

 

その後、ショップブランドパソコンに出会ってしまった。

ものすごく安くて、衝撃。

かなり気に入ってしまい、TWOTOP のパソコンを、3台くらい買い替えた。

 

最初の頃は、完全にブラックボックスだったパソコン内部も次第に理解が進み、

その仕組みは自然と覚えて行く事が出来た。

この頃が、一番パソコン雑誌を多く、読んでいたなぁ。

メモリ、ハードディスク、CDドライブ、拡張カードなどは

あれやこれやと手を出して、ほとんど理解する事が出来たんだけど、

(1)ケースにマザーボードを取り付ける

(2)CPUクーラーの装着

この2つだけは、何となく難しそうな気がしてやった事が無かった。

 

そうこうしている内に、気付いてみれば世の中は21世紀。

バブルも崩壊し、どこもかしこも不景気が吹きすさんでいる。

パソコンの販売台数も低迷。それが理由かどうかは別にしても、

とにかくパソコンの価格は、ぐんぐんと下がって

NECや富士通と言ったメーカー製なのに、10万円なんて機種が登場。

こうなってくるとショップブランドパソコンとの価格差がほとんど無くなり

付属アプリケーションがある分だけ、メーカー製が有利にも見える。

でも、さすがに最低価格帯のパソコンは非力。仕方がないよね。

 

だから、ほんの少しだけショップブランド優位かと思っていたら、

マウスコンピュータの3万9800円なんてのが出てきて、

人生2度目のビックリ

この価格なら、確実にショップブランドが優位である。

 

少なくとも2台目、3台目と追加購入するんだったら、これで十分な性能だと思う。

実は私も、1台買ってみました。Duron 1GHz。

速い

もちろん購入時点での最速では無いけれど、それまで私が使っていたパソコンより

ずっと速かった。しかも安い。

 

 

これでもう、めでたし、めでたしとなるはずだった・・・・。

ところが世の中、やっぱり甘くなかった。

もうすぐ5歳になろうかと言う我が家の子供が、

トレインシミュレーションゲームにハマってしまった。

 

2歳ごろから電車が好きだったんだけど、まさかパソコンをゲームに使うとは!!

ゲームと言うのは、パソコンの作業の中でも、かなり大変な分野の1つで

とてつもなく高速な性能が必要。現時点で家にあるパソコンじゃ

どう考えてもゲームはまともに動かない。

 

ここで数日、過去にさかのぼる。

2002年9月10日 突然の故障

メイン機が、突然壊れてしまった。

 Athlon 500MHz、PC100CL=2/512MB、46GB

もちろん2002年としては、かなり低速な部類である。

でもWindows2000とOfficeXPの組み合わせでは十分な性能だった。

3万9800円パソコンで気に入ったので、マウスコンピュータに

1台新しく注文する事にした。こっちは11万円くらい。

実際の発注は、下に書いてある通り、9月14日である。

 

2002年9月11日 えっ?! もう1台ですか

マイクロソフトのトレインシミュレータを動かしていた、子供用のパソコン。

例の3万9800円のものです。実はこれ、オンボードVGAだったので

画面描画性能が、かなり低い。ゲームには不向き。

分かってはいたんだけど、AGPバスが無いんだよね。

いまさらPCIバスのVGAを買う気もしなかった。

でも魔が差して、3Dmark2001SE と言うベンチマークソフトを試してしまった。

あぁぁ・・・すべては、ここから始まった

遅い。あまりにも遅すぎる。どのくらい遅いかと言うと、フレームレート10未満が次々と。

けど、マウスコンピュータで「もう1台高性能な機種」を注文するお金は無い。

 

2002年9月13日 気持ちは既に

とにかくCPUクーラーの装着時に、CPUを破損してしまったら

ショックが大きいような気がして、まずは練習する事にした。

秋葉原に出かけて、練習用のマザーボードとCPUを探してみることにした。

手先が器用なほうじゃ無いので、最初は思いっきり壊してしまうかも?

だから100円くらいのジャンク品で十分。

なあんて考えて探すけど、どこにも見つからない。

散々歩き回ったんだけど見つからない。諦めて4千円で中古品を買った。

家に戻ってきて、30回くらい練習した。

 

2002年9月14日 1台発注

秋葉原のマウスコンピュータに出かけて1台発注。

 AthlonXP 2200+、512MB(PC2700)、GA-7VAXP(KT400)、80GB

予算の問題で、VGAはGeForce2MXとしょぼいが、仕方が無い。

到着予定日が待ち遠しい。

 

2002年9月18日 自作パーツの買い出し

車で秋葉原に出かけて、必要な物をさっさと買うつもりだったのに

出かける瞬間に子供に見つかってしまった。

どうしても一緒に行くというので、連れて行く事にする。

まぁ結果的には、子供が疲れないようにとテキパキと巡ったので

私が1人で回るよりも、効率が良かったかも知れない。

まず最初にfaith(フェイス)に立ち寄ったのだが、購入予定のCPUが売り切れだった。

石丸電気本店近くのパーキングに向かう。

サトームセン3Fで、300W電源付き3,980円ケースを見つける。

どうやら子供は黒と言うのが気に入ったらしい。

結局これを買った。

56倍速CD−ROMドライブはAOPEN製で3千円だった。

続いてコムサテライトで、MSI製のKT3 Ultra2-CLを購入。

実はこのマザーボードは人気商品らしく、

コムサテライトに行くまで、あちこち探し回ったんです。

ケースを購入したサトームセンとコムサテライトは、すぐ隣りだと言うのに、

わざわざ他を巡ってしまったので、4軒目にしてやっと見つかったわけです。

隠れているけどAthlonXP 1800+である。

CPUクーラはDr.ThermalのTI-V77N。

メモリはPC2700 CL=2.5 256MB。

生まれて初めての自作。CPUのコアを欠けさせちゃうんじゃ無いかと

ビクビクだったけど、さすがに練習を積んだ甲斐があって大丈夫だった。

ところが、後になって大問題を引き起こしてくれたのがメモリだった。

VGA (ビデオカード)はGeForce4 Ti4200/64MB。

ゲームが目的なので、2002年秋に購入するなら

このVGAが最適のようである。

電源は、とりあえずケース付属の物を使ってみる事にした。

今回購入したマザーボードにはATX12V用のコネクタがある。

激安ケース付属の電源ではあったが、この12V用の

出力コネクタもちゃんと用意されていて、そこそこの品質ではあるらしい。

今日は水曜日。テニスの王子様が終わって、ヒカルの碁を見ながら

組み立てを開始してみた。てっきり真夜中まで掛かるかと思いきや

午後9時には出来上がった。

午後7時半開始だったので、なかなか順調である。

苦労したのは、ケースにマザーボードを取り付ける部分かな。

 

とりあえずCPU、メモリ、VGAだけの最小構成で電源ON。

各種FANも正常に回ったので、まずはBIOS設定。

 

ここまでくれば、もう大丈夫。

1時間くらいで終わるだろうから、OSのインストールもしてみる。

さっさと片付けて寝よう。

Windows98SEのCD−ROMをセットする。

一般保護違反・・・・・・えっ?

メモリやVGAの接触不良か? 何度も何度もインストールを繰り返す。

でも何をやってもダメ。どうしてもうまく行かない。

外が明るくなっている。もう午前4時だよ。

 

2002年9月19日 メモリを交換する

一般保護違反になるのは、概してメモリの不具合であることが多い。

もう一度秋葉原に出かけて、PC2100 CL=2 128MB を買ってきた。

昨日は PC2700 だったので、スペックダウンしてしまった。

Windows98SEのインストールが、あっけなく終わった。

 

2002年9月23日 メモリを再び元に戻す

とりあえず安定稼動しているようである。

でも128MBでは、どうにも少ない。

もう一度だけ、前回ダメだった PC2700 256MB のメモリを入れてみる。

いきなり直るわけないよね。一般保護違反が発生。

でも、もしかしたらと思い、BIOSで強制的に PC2100 として

動作させてみた。これが大正解。ちゃんと使えました。

格安のバルク品なので、相性なのかどうなのか知らないけれど

とにかくこのメモリは PC2100 としてしか使えない事が判明。

メモリの不具合を確かめるには、MEMTEST を動かすのが一番なんだけど

今回は予算を抑えようとして、FDDを付けていなかった。

反省して、またまた秋葉原に出かけてFDDを買ってきた。1600円。

なんと、こんなに安いのか。最初から買っておけば良かった。

 

2002年9月24日 BIOS

今回のマザーボードにはUSB2.0端子が付いている。

でもこれは、Windows上でドライバをインストールしなければ使えない。

それでドライバをインストールするわけなんだけど、するともうダメ。

再起動するとセーフモードでしか動かない。通常起動は出来ない。

うぅぅん。うぅぅん。

FDDが来たので、BIOSアップデートをしてみた。

あぁぁ何と言うこと。散々苦労したUSB2.0ドライバが

あまりにも簡単に入ってしまった。喜びと同時にショック。

 

とにかく完成

デバイスマネージャの表記も無く、安定して稼動。

9月18日から作り始めて、ちょうど1週間だった。


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  このページの最終更新日は2014年04月08日です。