小難かいけつ・田村エンジニアリング

【硫化水素が発生している水槽内に入らずに調査する】

 

 まず、槽内を一緒にのぞいてみましょう。 専用装置・遠診腕(遠隔操作診断腕・特許出願中)を開口部から挿入し、撮影者が槽の中に入らずに、デジカメを使って内部の鮮明な写真を撮ることができます。 確認用モニターは5〜10インチですので、お客様の目でご覧になれます。 また、撮影箇所を指示できます。 

  んな方法があるんですか? 今迄は施設の運転を止めて、水を抜いてから入って調査をしてたんだけどなあ。」

  「この撮影方法ですと、過去、撮影のために運転停止をしてもらったことは無いんです。」

 

撮影時には、1〜2m水面を下げ、見たい部位を露出させます。
 壁面等に付着しているスカムは、(高圧水洗浄機などで)部分的にでも除去しておくことをお薦めします。
ミストが多すぎると、鮮明に撮影できません。換気等によって除去します。
処理水の流入口とカメラ位置が近すぎる(約1m以下)場合、処理水の流入を一時停止するようお願いする場合があります。でも、20分程度で充分です。

 現地撮影状況は、こちらから 

 上水槽の場合、頂部孔からカメラを入れます。

 実際の撮影時には、45度づつ8方向に分けて撮影します。 壁面を見るために水平方向で、スラブ下を見るためにカメラを斜め上に向けて、また、気水相が低い位置にある場合はカメラを斜め下に向けて撮影します。 また、おや?と思う場所がある時には、クローズアップで撮影します。

 全体を把握するため、写真をパノラマに合成することもあります。(例えば、15cm×100cmや、26cm×300cmに印刷)

    

拡大写真(140KB×2枚)

拡大写真(1.4MB×1枚)

スカムが付着したままでは判断できない

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