その2.ペン入れ
SAIを起動し、さっき保存したpsdファイルを開きます。
下書きレイヤーを見やすい適当な透明度に変更。「主線」レイヤーを作りペン入れをします。
こまめに保存をするのを忘れずに。
ペン入れ風景
集中線は別レイヤーの方が何かと都合が良いので「効果線」というレイヤーを作って描いています。
必要に応じて「背景」や「書き文字」レイヤーを作るときもあります。あまり増やすとメモリを食うのでなるべく5〜6枚以内に。
私の環境だと、これでメモリ負荷率は60〜80%程度です。
塗り潰し等を使用した時に一時的に90以上に跳ね上がったりもしますが、特に問題なく作業できます。

ペン入れの際は鉛筆ツールで一番ボケていないブラシを使用してください。
ボケているブラシだと、後で2値化する際に線が細くなったり太くなったりする原因になります。
輪郭の硬さ=100、最小濃度=100で「筆圧:濃度」のチェックも外してきましょう。それ以外は好きに設定して構いません。
「ペン入れ」ツールを使用する場合も同様です。

参考までに私のツール設定を。ちなみに、Intuosの筆圧設定はかなり柔らかめにしてます。
人物は大体6〜8サイズ、背景は5〜7サイズを使ってペン入れしてます。手ぶれ補正は5〜10くらい。
ツール設定

ペン入れが終わったらしっかり保存し、SAIを終了させます。

※管理人から一言※
小さいゴミやはみ出しなどは、50%表示の状態で気にならなければ無視しましょう。印刷した時にほとんど潰れます。
わざわざ拡大して直したりしても無駄に時間がかかるだけですのでおすすめしません。
また、ペン入れは別にSAIでなくともできます。
私もSAIのスムーズな書き味が気に入って今はSAIばかり使っていますが、昔はペインターや無謀な事にPhotoShopでペン入れした事もありました。
その他にもさまざまなソフトが市販されております。漫画を描く機能に特化したソフトもあります。
無理にSAIやPhotoShopを使う事はありません。機能や使いやすさ、PCのスペック、お財布などと相談して自分に合ったソフトを選びましょう。


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