阿部酒造(株) Abe Sake brewery Co.,Ltd. 柏崎市



阿部酒造は、1804年(享和4)創業の酒蔵。親から子に直接酒造りの方法を伝えており、それをそのまま引き継ぎ毎年造り続けてきた為、創業当時の酒造りから殆ど変わっていないのが特徴。
米山山から湧き出た水と精米歩合60%に磨いた米で低温長期醗酵している。米の削りを抑え、米らしさを残す。酸味を出すよう仕上げ、飲みごたえある濃厚な味わいである。通常、40%程度まで米を磨き上げることの多い大吟醸は造っていない。
むりせずできるだけおだやかな搾りで、おいしい日本酒を造るというこだわりの手造りで、まろやかなのどごしのお酒造りをおこなっている。

☯2015年(平成27)から展開する「あべ」シリーズ、16年から展開する「☆(スター)」シリーズは6代目次期蔵元杜氏の阿部裕太さんが手がける。どちらも個性的で、今までの新潟の地酒にはないタイプです。
☯2018年(平成30)、インターネット経由で不特定多数の人から資金支援を受けるクラウドファンディング「MOTTAINAIもっと」(https://mottainai-motto.jp/)を活用した取り組みで、柏崎の美しい景色を守るため、柏崎内の集落をイメージしたお酒を、それぞれの集落の酒米と水で酒造りを目指す試み。その第1弾が昔ながらの技術で醸造中の「小清水の酒」。
☯2022年(令和4)、製造所敷地内に直売所が完成、ビールだけでなく、注目の米麹を使ったクラフトコーラも販売する。
☯2023年2月、UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)とコラボレーションした日本酒「FOMALHAUT Imperial Sake おりがらみ」を販売する。



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(一口メモ)

酒の起源

3世紀に成立した『魏志倭人伝』に酒に関する記述が見られる。倭人のことを「人性嗜酒(さけをたしなむ)」と評しており、喪に当たっては弔問客が「歌舞飲酒」をする風習があることも述べている。「 他人は喪に参じ、歌い舞い、酒を飲む。」としるされている。通夜の酒や段払いの酒はの起源が既にあったといわれる。
また寄合い「… 其の会同坐起するに,父子男女別なく,人性酒を嗜む…」としるされており、人性酒を嗜む民族であった。この頃の酒はどぶろくで、その歴史は弥生時代に始まった稲作の歴史とほぼ同起源であった。