株式会社DHC酒造(旧小黒酒造) DHC Shuzo Co. 新潟市
明治41年(1908)の創業。蔵がある新潟市北区(旧豊栄市)は、新潟県の穀倉地帯の中心部に位置し、近隣から良質の酒造米が供給される環境にある。蔵の近くには「21世紀に残したい自然百選」にも選ばれた野鳥の宝庫「福島潟」がある。 そんな自然豊かな環境の中でDHC小黒酒造が目指す酒造りは人の手を掛ける酒造り。 スッきりとして深みを感じさせる味のバランス・爽やかな切れ味、洋惣菜が並ぶ食卓にあっても自然な日本酒で、若い世代や海外の人たちの味覚をとらえることを目指している。 日本の酒を世界中の人に飲んでもらう為に、食の安全性を保証する制度として約450年の歴史がある「コーシャー認定」を受け、その品質の高さも折り紙付き。 代表銘柄「越乃梅里」は平成7年(1995)、関東信越国税局鑑評会で酒席第一位を獲得し、全国にファンを持つ。 創業当初は、自田の米を原料に、井戸水を仕込み水に酒を醸していた。蔵の酒を原料から見直し、平成14年(2002)11月、県内酒造の中でもいち早く有機JAS工場の認定を受けた。さらに酒質を高めるため、使用する米を100%契約栽培に変更した。 製造割合は特定名称酒が90%で普通酒が10%。出荷先は地元・県内が70%。特定名称酒が圧倒的多数なのに、出荷比率は地元県内が多い。 化粧品・健康食品のDHCが平成24年(2014)経営を継承し、平成28年(2008)10月、会社名を株式会社DHC酒造に変更した。 ☯2017年年5月には新ブランド『悠天』を発売。「最高に美味しい辛口」を目指して開発された。 ☯2021年3月、「越乃梅里 純米吟醸」が「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2021」で最高金賞を受賞する。 ☯2022年3月、「越乃梅里 純米吟醸」が「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2022」で最高金賞を受賞する。
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有機JAS工場有機栽培米は、農薬や化学肥料を使用せず、自然本来の土壌や水、空気のもっている生産力をそのまま活かす栽培方法。有機米を使って「有機酒」を作るためには、加工する工場では生産はもちろんのこと、加工、さらには流通に至るまで、農薬や洗浄剤、消毒剤などの化学物質による汚染を起こさない手順を確立・運営することが求められる。農林水産省の有機農産物および有機農産物加工食品に関する検査認証制度(有機JAS制度)がある。 |
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