原酒造(株) Hara shuzo inc. 柏崎市
文化11年(1814)の創業である。昭和9年(1934)の第14回全国酒類品評会で3年連続の優秀賞を受賞、名誉賞も同時受賞した。独特の寒仕込み法「酒母四段」で醸造された酒は、コクとつややかな味わいを持つ。 最近は「米」にこだわった酒造りを進めている。 水は三階節で名高い名峰米山、山の北西は直に日本海で、冬には天上から雪が降り落ちるのではなく、山裾より這い上がって積もるという、その雪解け水を含んだ伏流水を使用している。水質は軟水。出来あがった酒は、まろやかで幅があり後味には余韻がうっすらと残る酒となる。 昭和47年(1972)の日中国交正常化のため、田中角栄が北京を訪れた際、「日本代表の酒」として原酒造の酒が乾杯酒として選ばれた。 新潟県知事より平成18年度「にいがたの名工」の称号を受賞。 平成19年(2007)の中越沖地震では建物の約7割が全壊した。その後立て直された同蔵内に、平成22年(2010)4月、「酒彩館」という日本酒ミュージアムをオープンした。この施設では、「越の誉」シーリーズの酒がほぼすべてが購入でき、地元・柏崎をモチーフにした庭を見ながら試飲もできる。 地震で、日本酒を貯蔵していたタンクも約80本が損壊し、1万本以上の酒瓶が割れた。全壊した酒蔵の中で一つのタンクが被害を免れ、その年に仕込んだ純米大吟醸を地震10年の節目まで熟成させ、秘蔵酒として限定販売した。 ☯2019年10月1日、柏崎市と刈羽村で生産したコメの極早生(ごくわせ)品種「葉月みのり」の新米を原料とする新酒を発売した。新酒は「越の誉(ほまれ) 純米葉月みのり新米新酒」。
原酒造 ![]() ![]() ![]() 🔶越の誉の飲める店
![]() 原酒造 (新潟県) |
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全国新酒鑑評会独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会との共催で開かれる、清酒業界最大規模のコンテスト。1911年(明治44)から開催されている。全国から送られた酒を審査し、特に成績の良い酒に金賞が授与される。
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