石本酒造(株) Ishimoto Shuzo Co.,Ltd. 新潟市
明治40年(1907)の創業のときから、端麗辛口でありながら、水のように切れのよい味を造りだし、妥協することなく今日まで追い求めている。 具体的に表現すると、「水のごとくさわりなく、淡麗で、飲んだ後のさらりとした香りとふくらみ、切れ昧のよさ」をいう。これこそが、日本酒本来の味であり、「越乃寒梅」の味となっている。同蔵は「越乃寒梅」の味にかたくなであり続けてきた。しかしかつて日本酒の主流は「濃厚甘口」。消費者のニーズと同蔵の目指す酒は異なる味わいだった。 それが変わったのが、地酒ブーム。雑誌「酒」の編集長佐々木久子氏が紹介したのっをきっかけに「端麗辛口」の酒、越乃寒梅は全国的な人気を得た。消費者のニーズが石本酒造の酒造りのコンセプションに追いついてきた。 幻の酒と呼ばれ、引手あまたの状況、同蔵は品質向上を最優先し、安易に大量生産に走ることなく醸造を続けてきた。普通酒である白ラベルでも精米歩合は59%。吟醸造りと言ってもいいほどの、高精白と造りを実践している。 新潟市のほぼ中央に位置する亀田郷。阿賀野川、信濃川と、2つを結ぶ小阿賀野川に囲まれた砂丘地が、越乃寒梅のふるさとです。 亀田郷は、阿賀野川を水系とした豊富な良水、また低温環境を作り出す冬の雪に恵まれた、まさに酒造りの好適地といえます。 亀田郷は古くから梅の里であった。厳しい冬に凛として咲く寒梅の美しさにちなみ「越の寒梅」と命名されたと言われている。 ☯2016年6月、石本酒造は、通年商品としては45年ぶりの新商品「灑(さい)」を発表した。 「灑」は、酒造米「五百万石」と「山田錦」を使った純米吟醸酒で、「淡麗ですっきりした飲み口」という越乃寒梅らしさはそのままに、飲みやすさを追求したという。料理に寄り添いながら、飲む人に心地良い酔い心地を届けることができる日本酒です。 ☯2019年10月23日、陰陽座と石本酒造の日本酒銘柄「越乃寒梅」がコラボレート。ブランドムービー「一輪一滴」がYouTubeで公開された。 ![]() ☯2020年1月23日、実在の銘柄をキャラクター化して売り込むプロジェクト「神酒ノ尊-ミキノミコト-」で、「越乃寒梅」の担当声優を務めた石川界人さんが「配慮に欠けた発言があった」として降板させられた。
石本酒造 ![]() ![]() 🔶越乃寒梅の飲める店
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「精米歩合」と「精白度」精米の仕上がり程度をあらわす指標には、「精米歩合」と「精白度(精白歩合)」がある。「精米歩合」は玄米を精米して得られた白米の割合を示す。一方「精白度」は精米の際に玄米から米ぬかをどれだけの割合で取り除いたかを示す。このように意味する所は180度異なっている。かつて尺貫法を採用していた時代に精米の程度を表すのに精白度が用いられていたが、メー卜ル法施行以後、酒造用語の整備が行われ、米を磨く度合は精米歩合であらわすようになった。 |
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