峰乃白梅酒造(株) Minenohakubai Shuzo Co.,Ltd 新潟市
江戸時代には、長岡藩の支藩・三根山藩一万石の城下町として栄え、寛永16年(1636)、この年から当酒蔵によって醸した酒を越後三根山藩主に献上していたという記録がある。 越後平野のほぼ中央、岩室温泉をはさみ南が山岳信仰の霊峰弥彦山、北に角田山など日本海に面して峰が連なる。角田山の山麓に広がる福井地区に「峰乃白梅」醸造元はある。 当蔵元の醸造環境は、豊富な天然伏流水に恵まれている。山に降った雨は黒御影の層で長い年月をかけて磨かれ、弥彦・角田山系の伏流水となって蔵の周りに湧き出している。 夏には清流に蛍が飛び、降雪量は少ないが山から振り下ろす風は冷たく、また杜氏里に近く、優秀な人材に恵まれている。 普通酒は造らず本醸造、純米酒、純米吟醸など特定名称酒にしぼって、新潟流淡麗タイプの飲みあきしない、四季の「季節感」を感じられる清酒を身上に製造している。 角田山の山麓から湧き出る伏流水を利用する仕込み水が生み出す軽快な飲み口と、蔵の目指す「中辛の味わい」は各銘柄に共通している。 1979年(昭和54)に代表銘柄『峰乃白梅』とした。品質では山頂を目指して「峰」を、味わいには清らかさを求めて「白梅」を冠したという。 その後国鉄が展開した「ディスカバージャパン」のキャンペーンに乗り、「越後三梅」のひとつとして、1980年代の地酒ブームを牽引したのが、『峰乃白梅』だ。 ☯2017年、老舗酒造のイメージを一新するような、現代の幅広い食文化に合う新しいお酒「キングオブモダンライト(KING OF MODERN LIGHT)」を発売。 ☯2018年10月13日、東京・高田馬場の佐々木酒店は「ゴルゴ13」連載50周年記念日本酒を峰乃白梅酒造とタイアップして予約限定販売した。
🔶峰乃白梅の飲める店
峰乃白梅 地図 ストリートビュー 峰乃白梅酒造 (旧福井酒造) (新潟県) |
The Mineno Hakubai brewery is located in the Fukui region,which spreads out at the foot of Mt. Kakuda. The brewery uses the abundant natural underground water that gushes from the foot of Mt. Kakuda to create a light drinking experience,and the brewery's goal is to achieve a medium-flavored taste. The taste is common to all brands. (一口メモ)
特定名称酒1989年(平成元年)11月、清酒の製品品質表示基準が定められ、それまで、蔵元ごとに任意に吟醸酒や純米酒、本醸造酒など多くの名称がつけられルールがなかったことから、基準が定められ、吟醸酒、純米酒、本醸造酒を特定名称と定めた。新潟県は出荷額の多くを特定名称酒が占め、他県を圧倒している。 |