村祐酒造(株) 新潟市
昭和23年(1948)新潟市秋葉区小須戸に創業。生産石数は200石という小規模の蔵。蔵の壁に記されている「花越路」にとって代わり、今この蔵の代表銘柄となっているのが「村祐」シリーズ。マスコミでの紹介後、酒好き以外にも広く知られるようになった。引く手あまたとなった今も生産量は100石と少量だ。 新潟の酒といえば淡麗辛口と言われて久しい。そんな市場に甘口の酒を送り出し、多くの酒好きが評する言葉は「新潟らしくない酒」や「端麗辛口と一線を画す味」、和三盆のようにきめ細かく透明感のある上品な甘さの酒が特徴。地酒のバラエティ化への先鞭をつけたと言っても過言ではない。
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甘口と辛口酒度が大きい(=比重が小さい)清酒では、酒度が小さい(=比重が大きい)清酒に比べて、より多くのアルコールが作られ、る。アルコールが多く作られたということは、糖分が分解され少なくなったということを意味する。そして糖分が少ないということは、甘味が少なく辛口となる。甘口は、糖分が多く残り酒度が小さい。他に、甘辛度に影響する要素として酸度がある。コハク酸、乳酸、リンゴ酸などの酸度が高い日本酒ほど、辛口に感じるとされている。甘味の強い酒では酸味が味を引き締め、逆に辛い酒では少々の酸味が全体の味をきれいにまとめてくれる。
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