髙千代酒造(株) Takachiyo Shuzo Co.,Ltd. 南魚沼市
創業1871年(明治3)の酒蔵。高千代酒造のある新潟県南魚沼市は、コシヒカリの代表的な産地。また、群馬県との県境近くにある巻機山の麓に位置し、県内でも有数の豪雪地帯として知られている。酒造りには邪魔となる雑菌を抑える厳しい寒さ、そして、降り積もる雪によって浄化された空気も含めて、天然天与の全てが酒を造るための最高の条件。 巻機山の雪解け水が、カルシウム・マグネシウムなどの成分含有量が通常の水よりも低い軟水の非常に滑らかな地下水となり、米作りや酒造りに適した土地だ。 この水と相性がいいと考えて使用しているのが『一本〆』で、『五百万石』を母に、『豊盃』を父とし、人工交配して育成された固定種。 平成5年(1993)から新潟県で開発され平成17年(2005)に県から源原種を移譲された。 今は『高千代酒造㈱』で厳密に管理、種子を栽培し、契約農家に生産を依頼し、育った米の精米も自社で蔵人が行っている。 五百万石に代表される「端麗辛口」な味わいとは少し違い、米の旨みが出るお酒に仕上がる。 つまり、米の風合いが残るお酒になるので「純米酒」造りに適したお米ということになる。 ☯2011年(平成23)、国際味覚審査機構(本部:ベルギー)2011年度優秀味覚賞を受賞し、最高評価の三ツ星を獲得 ☯2017年7月、世界中の味覚的に優れた食品、飲料品などを審査する国際味覚審査機構(本部・ブリュッセル)の審査会で、「巻機 純米吟醸」が、最高の品質を長年保っていることを示すダイヤモンド味覚賞に輝いた(三つ星(最優秀作)を、10年以内に7回獲得すると贈られる)。
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酒米「一本〆」「五百万石」の強稈化と耐冷性の強化を目指して育成された。短稈で耐倒伏性はやや強い。「五百万石」と比べて初期吸水率が高いため、酒造特性は「五百万石」に勝るとされる。また、精米歩合を低くしても砕けにくい特性があり、吟醸酒などの原料米として使われている。倒れにくくて作りやすい栽培特性が、肥料を多用して低品質で乱造する向きが見られ、米質の低下を招き、次第に使用量が減少した。現在では厳格な契約のもとで米質を維持した少量の栽培が行われている。 |