梅護寺の珠数掛桜 The cherry tree which takes Rosary of Baigoji 阿賀野市
梅護寺 数珠掛ザクラ 阿賀野川旧堤防に沿った小島という集落の梅護寺門外にある。県道を挟んだ向かいの小道を進むと、柵に囲まれたサクラが目にはいる。 サトザクラの変異といわれ、開花はソメイヨシノより遅く、5月の連休前後になる。見ごろは1週間ほど. 花は淡紅色。花柄は長く、花序の長さは12センチにもなる。花の径は約4センチ、花弁は菊咲き性で60枚~90枚、花の中心に濃紅色の小さな花弁が群れて美しい。植物学上きわめて珍しく、貴重である。 主幹はすでに枯れて、その周囲から若枝が4本育っている。若枝の最大のものは目通りの周囲40センチ、高さ約9メートル、他の3本はどれも目通りの周囲約10センチほど。 昭和59年(1984)に細枝を切り、約60センチの高さに土が盛られ、株全体をくるんでいる。 通称「数珠掛ザクラ」は、このサクラにまつわる親鸞上人の越後配流中の越後七不思議の一つの奇跡とされる。 親鸞は承元3年(1209)11月末ごろから翌年の5月まで半年ほど小島に滞在し、布教して歩いたといわれている。 親鸞が小島を去る時、手に持っていた数珠を道端の桜に掛けた。「わが広める法が偽りがなければ、花房数珠のようにならん。」と教えを説いたところ、毎年数珠のように花房が垂れ下がって咲くようになったという。 昭和2年(1927)、国の天然記念物に指定された。
≪現地案内看板≫
天然記念物 梅護寺の数珠掛桜 昭和二年四月八日 文部省指定 指定の理由 この桜の花は、一様に紅色で花びらは約八十枚あり、花序が数珠のようにうつむいて垂れ下がり、八重桜の中でも特別に美しい品種なので、昭和二年四月八日国の天然記念物に指定された。 由来 浄土真宗の宗祖、親鸞聖人が越後の国へ流罪され、その間宗教活動のため、梅護寺の付近にこもられた。 この土地から他へ向かうときに、手に持っていた数珠を桜に掛けて「私の教えに誤りがなければ、この桜の花は数珠のようになるだろう。」といわれた。 不思議なことに、この桜の花は紅色で数珠のようになったと言い伝えられている。 阿賀野市教育委員会 梅護寺 |

