白山公園 Hakusan Park 新潟市
総面積 70,000平方メートル。 新潟市一番堀通にあり、新潟総鎮守白山神社に隣接して、池、築山、花木を配したオランダ風の回遊式庭園となっている。 昔ここは新潟の総鎮守白山神社の境内で、一帯は千本松原といわれた老松がつづき、遠く弥彦・角田を眺望できる景勝地であった。現在でも神社付近および市庁舎前の松など名残がある。 明治5年(1872)県令楠本正隆は、この地に「新潟遊園」をつくることを命じた。 明治6年(1873)1月15日、明治政府は欧米先進諸国の制度や施策をとりいれ、近代日本の建設を始めた。公園設定についても、各府県に対して、「古来から名所旧跡といわれるところは公園として申し出よ」と通達を出した。 その時すでに白山公園は着工されており、同年完成した。このことから、全国で最初の公園といえる。 新潟遊園の碑が東南の丘の上にある。書家としても知られた秋月種樹が記文し、太政大臣三条実美の題字による。この丘は明治11年(1878)北陸御巡幸の明治天皇が小憩された所で、美由岐賀岡と名づけられている。 またほかに園内には、明和義人顕彰碑、竹内式部・永井雲平の碑、忠犬タマ公像などがある。 平成元年(1989)に「日本の都市公園100選」にも選ばれた。 平成10年(1998)に公園区域を拡大し、新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」などの文化施設を取り巻くように、6つの空中庭園とそれら結ぶ空中回廊が整備され、かつての白山公園のように信濃川へも歩いていけるようにななった。(案内図)
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