西海岸公園 West Coast Park 新潟市

🔗川村修就

護国神社裏手にあたり､日和山海岸から金衛町海岸まで､全長約5ｋｍにわたって細長くのびる黒松林を利用した､新潟市最大規模の公園です｡この黒松林は､初代新潟奉行川村修就によって､飛砂防止のために植えられたもので､日本白砂青松百選にも選ばれています｡
かつて北原白秋が｢海は荒海むこうは佐渡よ･･･｣と歌った海岸である｡
散策やジョギングのできる､延べ13ｋｍの園路や､海岸線を走るサイクリングロードが整備されており､年間を通して多くの人に利用されています｡

❏〔所在地〕新潟県新潟市西船見町5932-626
❏〔アクセス〕
- 🚅…新潟駅よりバス/西循環線｢松波町3丁目｣下車徒歩3分
  水族館行き｢護国神社｣下車
❏〔駐車場〕 763台(無料)
❏〔付帯施設〕
- サイクリングロード
- 多目的広場､遊戯広場､お城のすべり台 ※ストリートビュー
- かま場
- 野鳥の森､思索の路
- ドン山(明治から大正にかけ､正午の時を知らせていた大砲を復元) ※ストリートビュー
- 川村修就像(初代新潟奉行) ※ストリートビュー
  
  ≪碑文≫
  初代新潟奉行川村修就
  
  川村修就は､新潟が長岡領から幕府領になった天保十四年(一八四三)､初代新潟奉行として着任した｡在任九年の間海防に努め､砂防､消防､物価の安定など､庶民生活の向上に力を尽くした｡
  修就は､砂防のため植林を進め､林の間な耕地を生み出すことを図って､在任中に植えた松は約三万本に上った｡
  うつし植えし
  二葉の松に秋の月
  梢のかげは
  だれか仰がん
  この歌は天保十五年八月十五日､初めての松苗の植え付けが終わった夜､その感慨を詠んだものである｡
- 芭蕉堂 ※ストリートビュー
  松尾芭蕉は『おくのほそ道』の旅の途中､新潟に立ち寄った｡それにちなんで新潟の画家吉原芳仙が､1972年私費で造立したもの｡石造りで､中に芭蕉関係の諸資料が収められている｡
- 坂口安吾の碑 ※ストリートビュー
  碑の正面には｢ふるさとは語ることなし安吾｣と彫られている｡
  昭和30年(1955)2月21日に青山斎場で行われた坂口安吾(本名炳五)の葬儀で､友人で小説家の尾崎史郎､檀一雄らが提唱し､暴れん坊だった安吾にふさわしく､高さ2.5ｍ､重さ25ｔの巨岩で､昭和32年(1957)の春に石碑を建立した｡安吾のこよなく愛した砂丘地に建ち､今日も日本海の落日をみつめている｡
- 砂山の碑 ※ストリートビュー
  北原白秋が作詞した童謡｢海は荒海…｣で始まる｢砂山｣の歌詞が刻まれている｡
  北原白秋は大正11年(1922)､童謡音楽会が新潟で開催された際､招かれて当地を訪れた｡この童謡音楽会では､小学生が白秋の童謡を歌ったが､その熱唱ぶりに白秋はすっかり感動し､新しい童謡を作ることを約束した｡
  その夕方､佐渡島を一望できる寄居浜に出向き､浜辺を歩いて､広々とした砂丘とぐみ原､すでに日が暮れかかり､灰色の雲が低く垂れ北国特有の荒波は､白秋の住む小田原の海とは違って荒涼とした物淋しい光景から強い印象を受けている｡こうして生まれたのが名作｢砂山｣である｡詞を書き上げると､作曲を中山晋平に依頼した｡この曲は隠れたベストセラーとなっている｡この歌碑は高さ1.8ｍ､幅2.3ｍの白みかげ石で､昭和26年(1951)に建立されたものである｡
  - 砂山
    ❶海は荒海向こうは佐渡よ
    すずめ啼け啼けもう日は暮れた
    みんな呼べ呼べお星さま出たぞ
    
    ❷暮れりゃ砂山汐鳴りばかり
    すずめちりぢりまた風荒れる
    みんなちりぢりもう誰も見えぬ
    
    ❸かえろかえろよ茱萸原わけて
    すずめさよならさよならあした
    海よさよならさよならあした
- 市営プール
- 少年野球場
- 展望台 ※ストリートビュー
❏〔交通情報〕
- 新潟駅
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  ･新潟市のレンタカーショップマップ
❏〔西海岸公園を紹介しているサイト〕
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