出雲崎石油記念公園 Izumozaki Oil Memorial Park 出雲崎町
🔗石油記念館 出雲崎町は古代から石油が発見されている。最初に文献に記載されているのは、天智天皇が即位された668年に越の国から「燃ゆる水」と「燃ゆる土」が献上されたと『日本書紀』に記されている。 現在の公園は平成18年に整備されたものです。出雲崎漁港の南西、日本海岸べり。かつて石油機械掘1号井の跡地を公園とし、石油記念館が設けられていた。わが国の機械採油は、新潟県人の内藤久寛・牧口荘三郎・山口権三郎らによって始められた日本の石油会社が、明治23年(1890)12月に米国のニューヨークのビーヤス会社から購入した鋼索式掘削機械を使い、翌24年4月、ここの地下580mの油層からの採油に成功したのが最初である。石油界、学界、官界ではこの成功井跡を石油産業発祥地(世界初の海底油田掘削地)として顕彰し、記念公園を整備した。その油井跡に記念石碑がたてられ、「尼瀬油田機械掘第1号井跡」として昭和41年(1966)3月、県の指定史跡になった。(案内図)
≪現地案内看板≫
石油産業発祥地記念公園(県文化財指定) (尼瀬油田機会掘第1号井跡) 古代から、ここ尼瀬は海面に石油が浮遊していた。明治の初期ランプが輸入され石油の利用が知られて、この地帯一帯に手掘りによる採油が盛んとなった。明治24年(1891)に機械による深層掘削を行ったところ噴油を伴う大成功をおさめた。これにより石油の量産が可能となり、今日の日本の石油産業発展の端緒を開いた。 この井跡地を公園とした。 米国の発祥地、ドレーク井記念公園と姉妹公園となっている。 🔙戻る
■石油記念館石油記念館は、平成17年4月1日に現在地にリニューアルオープンした。昭和41年8月にこことアメリカのドレーキ公園が、世界でも珍しい石油姉妹公園関係を結んだのを記念して、昭和42年12月に建設されたもの。石油採掘の黎明期から興隆期への推移を示す資料、種々な掘削機械。原油と地層に関する資料、石油化学製品などが展示されている。❏〔所在地〕三島郡出雲崎町大字尼瀬6-57
❏〔アクセス〕
❏〔石油記念館を紹介しているサイト〕 🔙戻る
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