特派員報告2
JHO・DAIGIN

平成23年12月23日(金)

 前回は日本の女子高生の短いスカートを報告しましたが、今回は男子高生のズボンについてのレポートです。スカートの裾をできるだけ上げる女子高生とのバランスを取るように、日本の男子高生はズボンをできるだけ下げて、腰骨にひっかけるようにして履く習慣があります。ズボンは下の方で生地が余り、足首の辺りでだぶついています。ズボンのお尻はだらしなく垂れ下がって、ちょうど年老いた象の後ろ姿のようになり、世界の水準から言えば決して長くない足がさらに短くなって、まるでペンギンが歩いているようです。下げたズボンのベルトの上からは、派手なトランクスが覗いています。実はこうして腰にトランクスを覗かせるようにしてズボンを履くのが男子高生の流行なのだそうですが、してみると、この国の若者には男女を問わず、お尻を見せたがる文化があるのでしょうか、はたまた奇異な服装で人目を引きたい衝動があるのでしょうか。お尻を見せたがる文化であるとすれば、発情期に同じ様な習性を見せる猿との関連で研究に値しますが、人目を引くのが目的であるとすると、かなり幼稚な方法であると言わなくてはなりません。前回報告した女子高生のスカート同様、男子高生のズボンの場合も、外国からの特派員にとっては理解を超えた謎というほかはなさそうです。