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パソコンの設定−開梱・設置編

新しくパソコンを購入しても、すぐに使えるわけではありません。

確かに電源さえ入れれば「動きます」。しかしそれは単に動くだけであり

「安全に動いている」わけではありません。

ウイルス対策を正しく設定することが、とても重要です。

ウイルス対策を何も行なわないままインターネットに接続すると

ものの30分足らずでコンピュータウイルスに感染する場合があります。

パソコンを取り巻く環境は極めて劣悪ですので、各種設定がどうしても必要となります。

 

まず最初に、パソコンの設置についてご説明いたします。

(ご依頼を受けて私が作業する場合に、以下の項目を行なっていると言う意味です)

 

(1)事前準備

 新しいパソコンが到着したら、すぐにでも箱を開けたいところですが、その前に設置場所を

 きちんと確保する必要があります。一番重要な点は平らな机の確保です。

 次にパソコン本体、ディスプレイ、プリンタ、スキャナ、照明器具などの電源コンセントの個数確認。

 不足するようならば、コンセントの分配器などを準備します。

 

 なお、多くの方が忘れがちなのが、照明器具です。キーボード付近の手元と

 ディスプレイ付近全体の明るさが足りないと目を悪くします。

 このような場合にはパソコン専用に照明スタンドなどを買うべきだと思います。

 また自分の後ろ側に光源がある時も要注意です。蛍光灯や窓(太陽光)などからの光が

 パソコンの画面に反射して、これまた目を悪くしてしまう原因となります。

 

(2)箱から取り出します。【15分】

 基本的にダンボールは捨ててしまって構わないのですが、

 極端に大きくない、手頃な大きさのものがあれば残しておきます。

 デスクトップパソコンならキーボードが入っていた箱でも良いでしょうし、

 ノートパソコンならパソコンが入っていた箱をそのまま使うと良いと思います。

 

 この箱に説明書や付属CD−ROMなどの一式を、まとめて入れておきます。

 そうすれば必要なものを紛失してしまう危険が減ります。

 

(3)設置・接続します。【15分】

 ノートパソコンの場合には電源だけ接続します。マウスなどは接続しないで下さい。

 デスクトップパソコンでしたら、マウス、キーボード、ディスプレイ、スピーカー、電源を接続します。

 TV受信可能な機種ならばTVのアンテナも接続しておきましょう。

 (重要)LANケーブルやプリンタなどは、まだ接続しません。

 

(4)電源を入れます。【15分】

 説明書に従って「初めて電源を入れるとき」の操作手順を守ります。

 自分勝手に解釈せず、必ず書いてある通りに操作することが重要です。

 

(5)リカバリCDの作成【30分】

 機種によりますが、リカバリCDが「付属」せず、自分で作る場合があります。

 そのときには、この段階で作る必要があります。

 

(6)ウイルス対策ソフトを有効にする。【15〜20分】

 機種によって操作方法が異なるのですが、付属しているウイルス対策ソフトを有効にします。

 説明書にその方法が書かれていない場合もありますが、書いてあるものならば探します。

 あるいはパソコン相談室でご相談下さい。

 万が一にもウイルス対策ソフトが付属していなければ、市販品をインストールします。

 

(7)LANケーブルを接続する。【1時間】

 最初にウイルス対策ソフトの設定を強化します。

 たいていは利便性を考慮してCookieなどを無条件で許可するような設定になっています。

 しかしこれで本当に安全かといえば、もはやそうは言えない時代ですから、これを変更します。

 もちろんCookieが絶対に必要なサイトも存在しますので、それらの例外設定も必要です。

 ActiveXに関しては、さらに慎重に設定する必要があります。

 

 (A)既にADSLや光ファイバーなどの契約が完了している場合の説明です。

 分かりやすく言えばパソコンの買い替えです。この場合はこの段階でLANケーブルを接続します。

 するとウイルス対策ソフトがあれこれ動作して、場合によっては問い合わせ画面が出ます。

 基本的には「許可」を選んでください。この段階でのインターネット通信は

 ほとんどWindows自身による必要な作業だからです。これらを不許可にしてしてはいけません。

  注)ただしグローバルIPアドレスが割り振られているような環境だと

    全部を許可して良いかと言うと、そうでも無い場合もあります。

    「常に不許可」だと後々の設定変更が面倒ですから

    とりあえず「今回だけ不許可」にしておくのも1つの方法です。

 インターネットにつながったら、すぐにウイルス対策ソフトを最新状態に更新します。

 操作方法などは、ウイルス対策ソフトの説明書に記載されています。

 

 (B)インターネットに接続するのが初めての場合には?

 この文章を読んでいる方は、既にインターネットにつながっているのですから

 原則として「買い替え」「買い増し」と思われます。

 しかし友人のパソコンで読んでいて、自分では初めてと言う場合もあるかも知れません。

 このような時はまず最初にプロバイダと契約し、そのプロバイダから届いた書類を参照して、

 Windowsのネットワーク関連の設定を行ないます。ここでその詳細を説明することが出来れば

 一番良いのですが、あまりにも項目が多くすべてを書き切れません。

 プロバイダごとに作業内容も変わってきてしまいます。

 パソコンそれ自体の設定のほかに、ADSLモデムやブロードバンドルータの設定も必要です。

 無線LANを使う場合にはその設定も必要となります。

 これらの作業には、別途時間を必要とします。

 

(8)Windows Update と呼ばれる作業を実施します。【30分〜1時間】

 これもまた、ウイルス対策にはとても大切な作業です。

 また同時に、ウイルス対策ソフトのウイルス定義ファイルを最新版へと更新しておきます。

 

(9)ワードやエクセルが付属している場合。【30分〜1時間】

 とりあえずワードを動かしてください。するとプロダクトIDの入力を求められます。

 パソコンの付属品一式の中から Microsoft Office と書かれた箱を探します。

 そのCD−ROMの裏面に、プロダクトIDが記載されています。

 

 ワードが起動すると、今度はアクティベーションを求められるはずです。

 この作業を行なわないと、ワードなりエクセルなりを50回までしか使えません。

 正規購入品ですので、確実にアクティベーションを通してください。

 

 ひとまずワードを終了させてから、Office Update と呼ばれる作業を実施します。

 これもまた、ウイルス対策にはとても大切な作業です。

 

(10)ウイルス検査を実施する。【30分〜1時間】

 購入直後のパソコンがウイルスに感染していたら目も当てられませんし

 いきなりウイルスに感染していることは、まずありません。

 

 それでもしかし、最低1回はウイルス検査を実施するべきです。

 確実にウイルスに感染していないことを、確認しておく必要があります。

 これもまた、ウイルス対策にはとても大切な作業です。

 

(11)有害情報の遮断設定【15分】+【これ以降の作業時間(子供側の設定作業)】

 親子でパソコンを共有するような場合には、子供にとって有害な情報を

 遮断するのが望ましいと思われます。必要に応じてそうした作業を行ないます。

 ただしこの作業は、WindowsXPにおけるユーザ追加を伴いますので

 これ以降の作業が純粋に2倍に増えます(ユーザごとに行なう作業だからです)

 

以上でパソコンの設置・初期セットアップは完了です。

 

(12)この後の作業【40分〜1時間30分】(有害情報の遮断設定がある時には、親側の設定作業)

この後はデスクトップWindowsエクスプローラIEOEなどの各種設定へと続きます。

そしてプリンタやデジカメなどの接続・設定、それらに付属のソフトの設定。

ワード、エクセル、IEなどのページ設定(用紙サイズや余白など)や

規定のフォント、ツールバーの設定も必要となります。

 

 

 

 

 

  このページの最終更新日は2014年04月09日です。