住まいの点検

■柱、間柱、筋違い、胴差し ■予想される損傷

腐れ、虫食い、傾斜、変形
■点検と補修

木造住宅の骨組の部分を軸組および小屋組といいます。軸組や小屋組は仕上材で覆われてることが多く、外観から点検することは難しくなっています。軸組・小屋組も床組と同様の損傷が予想されます。しかし腐朽やシロアリなどの被害は通常土台付近から発生しますので、まずは床組を点検することからはじめるとよいでしょう。屋根や外壁に損傷が生じた場合は、その付近から腐朽が生じることがあるので、雨漏りなどを発見した場合は要注意です。外部の点検を定期的に行なう事が、内部の被害を未然に防ぐことにつながります。
変形や傾斜がおこると、建具の建付け不良が生じることがあります。建物が竣工した後だんだんと建具の開閉が重くなってきたときは、変形・傾斜が原因だと考えられるので、そのときは専門業者にご相談ください。

      

TAKANO TOSOUTEN