リス Squirrel by Mik
カナダで、一番頻繁に見かけることのできる動物といえばやっぱり、リスであろう。リスにも何種類かがあり、シマリスか、そうでないかの見分けは私にもできる。でもそれ以上の分類は私には不可能なので縞のあるリスはシマリス、それ以外は地リス、ということにしておく。知る人ぞ知る(?)「ぼのぼの」という漫画にシマリスちゃんというキャラクターが登場する。そして私はシマリスちゃんのぬいぐるみを持っている。その昔、ユーフォーキャッチャーにはまっていたときの戦利品だ。だからというわけではないが、私はリスが好きだ。やはりかわいいのだ。あの目がキュートなのだ。
最近、びっくりしたことがある。木の枝の上に地リスを見つけたのだが、カレ(カノジョだったかもしれないが)は少しも動かない。顔を枝にくっつけてしっぽで背中を覆うようにしてじっとしている。でも目はぱっちり開いている。あ、もしかしてこれは居眠り中の地リスなのかも。ということはつまり、リスという動物は眠るときも目は閉じないでぱっちり開けたままなのかも。おお、これはすごい発見だ。確かに瞼をとじたリスちゃんは見たことがないように思う。そうか、そうだったのか、と今まで気にもしなかったリスの生態をちょこっと解明したような気がしたのだった。
お昼寝中
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時々ちょっと平べったい石の上などに松かさをむいて散らかしたようなのが落ちていることがあるが、それはきっとリスの仕業である。リスは松の実が大好きなのでよく実をかじっているが、どうもいらない部分はどんどん捨てているのだ(ひょっとしたら、かじるときに飛び散っているのかも知れないが)。
食欲旺盛
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ちょこまかちょこまかとまことによく動き回るのが特徴のリスだが、かわいいからと言って餌をあげるのはやはり厳禁。人間からもらった餌で生活することを覚えると、いざ、人間が来なくなったとき、自分で餌を探して生きていくことが出来なくなり、そういうリスは死んで行くしかないそうなのだ。自立出来ないものは生きる資格がないということなのだろう。自然界は厳しいのだ。

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