実川渓谷 Sanekawa Valley 阿賀町
実川は飯豊連峰実川口登山道に沿って流れる阿賀野川に注ぐ川である。 山形・福島県との県境の三国岳に源を発し、小荒ダム下流で飯豊連峰の最高峰、大日岳(2128m)から流れる裏川と合流して、実川島付近で阿賀野川に注ぐ、延長24kmの川である。 長大な雪渓を谷に残す。水量は豊富、男性的で荒々しい。 小荒橋付近から渓相を見せはじめ、8.5kmに渡って続く急流は、両側は深く侵食された断崖絶壁で多くの透き通った水を湛えた流れには魅了される。白く明るい谷である。 実川渓谷には、小荒・下平・赤倉などの発電所があるが、昭和47年(1792)、下平発電所の無人化によって冬の道路確保が困難となり、実川集落※航空写真は集団離村した。 重要文化財、五十嵐家住宅(山村農家)の前に吊り橋が架かる。この橋から、ブナの原生林に覆われた渓谷は、特に紅葉の時期はすばらしい。この先は狭谷となり人を寄せ付けない。
五十嵐家住宅飯豊山万治峠阿賀町の実川集落と荒沢集落を繋ぐ峠に「万治峠」がある。現在は、利用されなくなった峠道の一つで、万治元年(1658)に開設され、現在は、ハイキングコースとして利用されています。峠からは飯豊連峰大日岳が望めます。(案内図) 〔標高〕671m 〔所在地〕 阿賀町豊実 〔所要時間〕 実川集落から1時間30分 〔見どころ〕 つり橋(前川吊橋) 実川集落から万治峠に向かうコース、実川にかかる『赤いつり橋』。ここから見る渓谷は絶景。 峠に立つ句碑 『わするなよ 万治峠の ほととぎす 芋銭子』湯の島小屋周辺のブナ林大日岳(2128m)の登山基地である湯の島小屋は標高約600mの台地状地にあり、その周辺は樹高20mを超えるブナ林が、渓流のせせらぎを打ち消すかのようにそそり立っている。 実川沿いは開発が進んだが、まだ豊かな自然が残されているところである。この23haに及ぶ面積の天然林は自然教育観察林(林野庁)の指定を受けており、飯豊山系に抱えられたすばらしい森林浴の好適地である。新潟県のラフティング アソビュー |
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