平成16年度夏休み自由研究「ナメクジに立ち入り禁止を知らせる研究」
<目次>表紙
1.これまでの研究経過  2.今回の研究の動機   3.今回の研究テーマ  4.研究にあたって調べたこと
5.研究内容 (1)予備実験  (2)本実験   6.研究の結果と考察   7.今後の課題と感想  8.最後に  
9.参考文献ほか        
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「ナメクジに立ち入り禁止を知らせる研究」
  小3と小4のナメクジの研究に続けて

  静岡市立田町小学校6年2組 長田頼河

1 これまでの研究経過
 ぼくは小学校3年生の時に、家の庭に咲いているサフィニアをナメクジが食べてしまったのでビールを使って捕まえたが、結果としてはビールでおぼれさせ死なせてしまったのでかわいそうな事をしたと反省した。そこで、4年生の時はナメクジをビールで育ててナメクジの生態を調べた。
小3と小4の時の結果は下の通りだ。


(小3の研究の結果)
 3日間の実験で、ビールには毎回ナメクジが入っていた事に加えて、初日にはビール味にも2匹、2日目・3日目もビール味にナメクジが通ったと思われるぬめりがついていた。
他の飲み物(麦茶・ウイスキー・炭酸水など)には全く入っていなかったのでどれだけナメクジがビールを好きかと言う事がわかった。またビールとビール味の共通点にホップがあったので、ホップがナメクジの好物かも知れないと言う予測を立てて研究を終えた。
(実験の様子)


(捕まえたナメクジ)




(小4の研究の結果)
 小3の結果をうけて、ホップの実験から行ったが、ホップについてはそばまで行っても飲むことはなかったので、ノンアルコールビールの成分を調べ直したら、普通のビールとノンアルコールと書かれたビール味にはアルコールの濃さに違いがあるもののアルコールが含まれていて、ナメクジはそのアルコールが好きなのだと気づいた。小3の結果とまとめて考えると、ナメクジはウイスキーの様なアルコール度が高い物はきらいだが、ビールから0.2%のビール味でも好きと言う事がわかった。だから同じようなアルコール度が高くない他のお酒でも好きだと予測できた。

( ホップ)

<ビールで育てながら実験して得た結果>
(1)ナメクジはビールだけで、10匹中6 匹は18日間生きていた。
(2)夜は、暗い方が活発に動く。昼は、暗くしても明るくしてもあまり活動しない。
(3)夜の活動を終わると、朝はだいたい元の場所の近くにもどる。
(4)ナメクジは銅がきらいだと言われているが、今回の実験では、銅をさけるという行動は見られなかった。

(銅線をはう姿と、夜に活動する様子)