平成16年度夏休み自由研究「ナメクジに立ち入り禁止を知らせる研究」 <目次>表紙 1.これまでの研究経過 2.今回の研究の動機 3.今回の研究テーマ 4.研究にあたって調べたこと 5.研究内容 (1)予備実験 (2)本実験 6.研究の結果と考察 7.今後の課題と感想 8.最後に 9.参考文献ほか ★貝らワールドのトップページへ★ |
7 今後の課題と感想
小3の時からずっとナメクジの研究を続けてきて、ぼくはナメクジのことがとても好きになった。だから今回の研究も、ナメクジが殺されないでいるためにはどうしたらいいのか、どうしたら立ち入り禁止の信号をナメクジに伝えることができるのかと考えたのが研究の初めだった。
研究をしてみて、身近にあるラベンダーや木酢液にその効果があることがわかったのでとてもうれしかった。
それで、ぼくなりにどういう花壇にしたらナメクジと、花や野菜がどちらもうまく育っていけるのかを考えてみた。
1.花壇や鉢を植え込むときにはラベンダーも一緒に植え込む。
2.木酢液には花や野菜の栄養となる有機物もいっぱい入っているそうなので、時々うすめて葉や根元に かけてやる。
3.人間が加工した花壇や鉢植えだけではなく、自然のほったらかしの状態の所を他の生物のために残しておく。
ぼくは小3の時からナメクジを通して色々考えてきて、人間が身勝手に自然を変えてしまっていることがあまりにも多すぎるのではないかと気付いた。自然のままの状態なら、ある場所に1つの花や野菜が固まってあることは少ないし、そういう形に人間が自然をかえてしまった事がかえってその花や野菜の天敵の虫などを増やすことになってしまったのではないかとぼくは思った。去年の自由研究をした時にアドバイスをして下さった大学の先生が、「人間は環境を変える事によってのみ進化してきた。」と教えて下さったが、地球の未来を考えると人間の都合で環境を変えることはもうやめた方が良いのではないだろうか。これから一番大切なのは地球上の他の生物との共存共栄だと言うことを僕はナメクジの研究から学んだ。