掲載日 平成13年10月15日 |
下山八幡神社は、吉野梅林の一角、観梅通り沿いにあります。 正面に見える建物は、明治34年(1901)に再建された神明造の拝殿です。 本殿はその後方にあって、社名の起源になったと思われる下山を背後に擁しています。 この神社の創建は、社伝によると、第69代後朱雀天皇の時代の長久2年(1041)といわれ、現在の祭神は 寛保2年(1742)2月14日に本殿が、大風によって被害を受け、大破したことが多くの文献に見られます。 現在の本殿は、宝暦5年(1755)8月、当時多摩地方の神社仏閣などの建造物を多く手がけたことで知られる立川村の大工棟梁・中島七兵衛清重と地元下村(現在の梅郷)の職人たちにより再建されたものです。 その後、明治25年、昭和31年に部分的修理、そして昭和60年に市有形文化財に指定されたのを契機に解体復元工事を行っています。 本殿の規模は、高さ7m、間口4.4m、奥行4.3m、建て面積19平方メートルあり、建築構造は都内では数少ない三間社流造、 ※所在地は、梅郷6丁目1220番地。 ※交通は、白向和田駅下車神代橋を渡り徒歩15分、または、都営バス吉野線梅郷バス停下車徒歩4分。 | |
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市文化財保護指導員 大澤 清吾 | ||