掲載日 平成25年7月1日 |
本来神像をもたない日本の神は、鏡などを御神体として祀られてきました。仏教が伝来すると、神は仮の姿であって本質は仏であるという 形は円形で、素材は木製・鋳鉄製もありますが銅板製が多く、大きさは直径15cm前後から1mほどです。線彫りから半肉彫りとなり、鎌倉時代後半には丸彫りが現れ、次第に大型化していきました。製作は平安後期から始まり江戸時代まで続きましたが、鎌倉から室町時代にかけて最も盛んでした。 ここで紹介するのは小曾木5丁目にある御嶽神社の懸仏で、 両懸仏は御嶽神社の御神体として厨子の中に懸けられ、神職・氏子でさえ見ることも 御嶽神社へは、バス停「東京炭鉱前」下車、徒歩5分ですが、懸仏は非公開となっています。 | |
---|---|---|
市文化財保護指導員 三好 ゆき江 | ||
蔵王権現像 |
千手観音菩薩像 |
|