掲載日 平成27年3月15日 |
戦国時代、北条 この「北条氏照印判状」もその内の1点で、縦31.6㎝、横22.5㎝の大きさです。「書出/右、為漆買銭代物壱貫四百文被下之間/漆七ツ相調、十二月十日を限而可納之由/被仰出者也、仍如件/亥十一月十二日/駒木野両分百姓中/《印》(如意成就)」と書かれています。 北条氏照が使用していた「如意成就」の朱印が押され、発給された年号は「如意成就」印の使用期間(永禄2年~永禄12年)内の亥年にあたる永禄6年と推定されます。永禄6年に北条氏照が駒木野(現駒木町)の農民へ銭一貫四百文を渡すので、漆七ツを調達し、12月10日までに納めるように仰せであるという内容です。 漆は古くから武具・ 「北条氏照印判状」は、市内で「漆」に関して一番古く、また三田氏滅亡直後の北条氏の支配状態を知ることができる貴重な古文書として平成18年青梅市指定有形文化財となりました。(個人蔵のため非公開) 問い合わせ 郷土博物館☎23・6859 | |
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市文化財保護指導員 小島みどり | ||