新発田祭り  Shibata Festival 新発田市



毎年8月27日、28日の両日行われる「城下町新発田まつり」は、もともとは新発田市の総鎮守諏訪神社の祭りである。

諏訪神社について、鎌倉時代この地を領した佐々木氏は深く諏訪神社を祟敬したと伝えられている。慶長三年には豊臣秀吉の命により加賀の大聖寺より初代新発田藩主溝口秀勝が入府するや諏訪神社の祟敬厚く三代宜直、四代重雄の時、社殿修築普請等が行われ、それと共に祭礼行事が行われた。

この祭りがはじめて文献に現れるのは、元禄5年(1692)のことで、それより30年を経た享保11年(1726)には初めて「台輪」が登場したと記されている。享保11年は諏訪神社が神階正一位を賜った年である。

「新発田祭り」の最大の見ものは、なんといっても台輪の曳きまわしであろう。中でも見事なのは、二日目の28日、神社境内から各町内への「帰り台輪」である。台輪の出発は夕刻である。午後4時ころ各町内の役員や若衆が揃いの法被姿で続々と境内に集まってくる。いよいよまつりの最大行事「帰り台輪」の始まりです。多数の提灯に灯が入り、午後6時ころから一台ずつ、下町、上町、四ノ町、三ノ町、両町、上鉄砲町、泉町の順に台輪門から引き出される。

台輪にともなう囃子は、境内では本調子。台輪門をすぎると、前日の町廻りとは違った曲、帰り台輪の囃子となる。この頃から次第に若者たちは意気軒昂となり、俗に「喧嘩台輪」と言われるように、先を争って互いにもみ合い、あおり合うのである。




諏訪神社 ※GOOGLE 画像

新発田駅の西約200mにあり、「おすわさま」と親しまれている諏訪神社。神域は約1万1900㎡。

創建年代は明らかでないが、大化4年(648)、大和朝廷が蝦夷人の来襲に備えて磐木の柵を設置、越後と信濃の人々が柵の防備にについた。この柵民たちが、守り神として信濃諏訪神社の分霊を勧請。蒲原の諏訪山(聖籠町)に一祠を造立したのが、当社の起こりと言われている。
以来、士庶の尊信を集めて社運は隆盛。江戸時代には、新発田藩主溝口氏歴代の崇敬が厚く、農業や武家の守護神として信仰され、城の鎮守として寛永15年(1638)に4代藩主溝口重雄によって今の場所に移された。現在の社殿は、宝暦8年(1758)。溝口氏の援助によって造立されたものである。
新潟県は諏訪神社が多いが、ここは別格。境内には長野の諏訪大社下社から譲りうけた御柱が立っている。

平成13年(2001)11月5日午前2時半ごろ出火、不審火で社殿は全焼したが、氏子崇敬者の協力でわずか3年後の平成16年(2004)に再建された。
正面神門には県内神社初のタッチパネル電子看板を設置。神社の紹介や周辺のグルメ・買い物スポットが表示され、参拝者に好評だとか。
8月27日~29日の例大祭は、新発田まつりとも称され、市を挙げて盛大に開催される。市中に民謡流しや行列や、けんか台輪・金魚台輪などが祇園ばやしにのって繰り出し、遠近からの人出で雑踏する。

  • 〔御祭神〕 建御名方命 ( たけみなかたのみこと )八坂刀賣命 ( やさかとめのみこと )藩祖溝口大祖源秀勝朝臣命 ( みぞぐちおおみおやみなもとのひでかつあそんのみことと )
  • 〔所在地〕新発田市諏訪町1-8-9
  • 〔アクセス〕
    • 🚅…JR白新線「新発田駅」より徒歩で3分
      🚘…日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」より車で15分
  • 〔駐車場〕 50台
  • 〔問い合わせ先〕☎0254-22-2339
  • 〔WEB〕 ☛ ホームページ

🌌五十志霊神社














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諏訪神社 五十志霊神社