（実験のテーマ）
ナメクジがホップを好きか調べる。
＜材料と実し方法＞
・自家製ビール作りの材料屋さんからとりよせた干して小さな粒状にしてあるホップ
・水２００cc なべ
・ふつうのビール
・ポリ容器 水そう
ホップの説明書に３０分煮るとにおいと苦味が出てビール作りに使えるとあったので、ぼくも３０分煮てホップの煮出汁を作った。それをさましてビールとホップの煮出汁を別々の容器に入れた。
ホップのにおいはビールをこくした様なすごいにおいで、なめたらすごく苦かった。
左がビールで右がホップ①夜、容器を水そうに入れ、つかまえてきたナメクジ６匹を水そうに入れるとすぐに３匹がビールへあと３匹がホップの煮出汁にむかった。
②ホップの容器の周りを何回も回ってからナメクジはホップに頭を近づけたが、５㎜くらい近づけた所でやめてしまい、他のナメクジもホップは飲まなかった。ビールの方には何匹も飲みに来た。
（追加実験の結果から）
ナメクジはホップの強烈なにおいに引きつけられたけれどもホップの汁は好きではない事がわかった。そこで、昨年の研究の時、ビールとビール味の共通点がホップだったのに、ナメクジがホップを飲まなかった事でなぜと言うぎ問がさらにわいて、ビール味の会社のホームページでビール味の成分を調べ直した。（バービカンＨＰにて）
調べてみるとカンにはノンアルコールと書いてあるのに、０．２％アルコールが入っていて、日本では１％未満はノンアルコール扱いになると書いてあった。
つまりふつうのビールとノンアルコールと書かれたビール味にはアルコールのこさにちがいがあるもののアルコールがふくまれていて、ナメクジはそのアルコールが好きなのだと気づいた。昨年の結果とまとめて考えるとナメクジはウイスキーの様なアルコール度が高い物はきらいだが、ビールから０．２％のビール味でも好きと言う事がわかった。だから同じようなアルコール度が高くない他のお酒でも好きだと予測できる。
昨年の実験、追加実験を元に、本やインターネットでナメクジの事を細かく調べた上で今年のテーマを決める事にした。
