平成14年度夏休み自由研究「ビールごてんでナメクジ一家を調べたよ!」
<目次>表紙
1.研究を始めたきっかけ (1)昨年の研究結果 (2)昨年の研究の追加実験 (3)ナメクジについて調べた事 
2.今年の研究テーマ   3.研究内容(1)ビールで飼育 (2)明るさと行動 (3)元の場所に朝戻るか (4)銅に対して
4.研究の結果  5.今後の課題と感想  6.最後に  7.使った資料
         
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(3)の実験
(材料)
 目印づけ用(カップゼリー・歯垢テスター・ 食紅・修正液・油性マジック)
 新聞紙・植木鉢用の平皿(大)
(実し経過)
ナメクジを外に出してもどって来るかどうかの実験なので、庭にいるかもしれない他のナメクジとまざらない様にまずうちのナメクジに目印をつけようと考えた。

人間が食べても害がない歯垢テスターと食紅の入った水に3匹づつ入れて色づけをした。いったんはそまったが、10分くらいで服をぬぐ様に色がぬめりの汁にまざって全てとれてしまった。

歯垢テスターと食紅がうまくいかなかったので、ゼリーを使って修正液と油性マジックで印がつくかどうかためした。油性マジックの方はこすっても残るので使用する事にした。


しかしナメクジにつけてみると油性マジックもぬめりですぐ消えてしまったので食紅のこなを少しふりかけたがこれもだめだった。


結局、印づけが無理だとわかったので、ビールごてんを置く庭にある全ての鉢の裏を見て、ナメクジが1匹もいない事を確認した後で実験をした。

7月14日6時45分、日がしずむのをまって、ビールごてんの裏に6匹がいる事を確認した後、庭に置いた平皿に少し水を入れ、その上にビールごてんを置いた。コンクリートもかなりぬらした。さらに上の写真の後、新聞紙を持って来て新聞紙をびしょびしょにぬらしたものの上に平皿を置いた。


夜11時15分、かい中電灯を持って様子を見に行った。ビールごてんの裏にはもう1匹もいなかった。


ビールごてんの白いビール皿の中に1匹、下に置いた平皿に2匹がいた。


他の3匹は人工しばの上にいた。そのうち1匹はポピーの花の鉢にむかっていた。



15日朝7時に見に行ったら、1匹も住みなれたビールごてんの裏にはもどっていなかった。
(とてもがっかりした)


どこかにひそんでいるのではと周りの鉢の裏を全て見たら、昨夜1匹がむかっていたポピーの鉢の裏に1匹。そしてビールごてんの左側にあったひまわりの鉢の裏に3匹がいた。どちらもビールごてんから50pくらいの所にあって、どちらも鉢の裏がへこんだ形の全く同じ形の鉢だった。あとの2匹は見つからなかった。

(実験の結果とまとめ)
ナメクジが夜に半径数m以内のはん囲で行動する事は今回の実験でも良くわかった。ただ元いた場所にもどるのではないかと言う予測は今回の実験でははずれていた。元いた鉢の裏などに朝もどっている場合が多いとインターネットで調べたら書いてあったのだが、ビールごてんがプラスチックだけで土とかが入っていなかったのでいごこちが悪かったのかもしれない。
1匹と3匹が見つかった鉢は同じ形の鉢で、裏は6月25日にナメクジをつかまえた桜の木の鉢の様にへこみがあって、土のしめり気もあり、ナメクジにとって一番いごこちの良い場所だったのだろう。
他にも色々な鉢が置いてあったのに4匹がみんな同じ形の鉢の裏を選んだ事で、ナメクジが住みたがる鉢の形は下の様だとわかった。


朝ビールごてんの裏を見たら1匹ももどっていなくて全てがどこかへ行ってしまったのかもしれないと思ってすごくがっかりしたが、4匹が近くの鉢の裏にもどって来てくれてとてもうれしかった。
もどって来た4匹とさらにうちで借りている畑で他のナメクジをつかまえて、次の(4)の実験に協力してもらった。