平成14年度夏休み自由研究「ビールごてんでナメクジ一家を調べたよ!」
<目次>表紙
1.研究を始めたきっかけ (1)昨年の研究結果 (2)昨年の研究の追加実験 (3)ナメクジについて調べた事 
2.今年の研究テーマ   3.研究内容(1)ビールで飼育 (2)明るさと行動 (3)元の場所に朝戻るか (4)銅に対して
4.研究の結果  5.今後の課題と感想  6.最後に  7.使った資料
         
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(2)の明るさと行動の実験
(材料)
(1)の実験の材料に加えて、昼の間ダンボールをおおうおぼんと光をさえぎる布、照度計
(実し方法)
@7月13日日中、ビールごてんの裏にナメクジが全ている事をかくにん後、30分、1時間、1時間30分、2時間とそれぞれ10分ずつ間をあけておおいをして、ナメクジが動き出すかどうかを調べる。


A夜、電気をつけた状態でいつ動き出すか調べる。ナメクジが動かなかった場合は消した状態で何分後に動きだすかを調べる。カメラ用の照度計で電気がついている時と消した時の明るさをはかっておく。
(照度計)

(実験の結果)
{日中}
 30分おおいをした   →変化なし
 1時間おおいをした   →変化なし
 1時間30分おおいをした→変化なし
 2時間おおいをした   →変化なし
おおいをした時間と次の時間の間の10分間は光を当てた。結果どれも変化がなく、ナメクジはビールごてんの裏にくっついたままでまったく動かなかった。
{夜間}
7月12日までの18日間の観察で、夜10時30分頃ろう下を暗くしたとたんに動いていたので夜でも明るければ動かないかもと思って、ダンボールから水そうを出しておいた。ろう下の明るさを照度計ではかったら100ルクスあった。(台所は400ルクス)
(10時45分)
電気をつけたままなのに1匹がビールごてんの裏から出て来てビール皿に入った後、茶色の皿の周りを少し動いた。
(11時)
もう1匹が裏から出て来たがすぐにひっこんでしまった。後のナメクジは動かなかった。
(11時15分)
初めに出ていた1匹もビールごてんの裏へ入ってしまった。
(11時30分)
まったく出て来る様子がなかったので電気を消し豆球だけにした。照度計ではかったら、明るさは0ルクスに近かった。
(11時45分)
1匹が出て来て動き始めると、もう1匹が続いて出て来た。
(12時)
全てのナメクジが出て来て、水そうの周りをはったりビール皿に入ったり出たりと活発に動いた。

(結果とまとめ)
日中は暗くしてもどれもまったく動かなかったのでナメクジは日中はいごこちのいい場所ならねているのかもしれないと思った。
夜間は明るくしておいても夜10時30分すぎには動きだしてビール皿に行ったナメクジがいたので、おなかがすいていれば明るくても夜は動くのではないかと思った。また夜でも電気のついた明るい状態はナメクジにはいごこちの悪い状態で、暗くしたら15分ほどでとても活発に動いたので、自然のままの夜暗い状態がナメクジにとって一番活動しやすい状態だとわかった。