宗 派 | 臨済宗建長寺派 | 玉泉寺は臨済宗建長寺派の寺院で、文保年間(1317~1319)に建長寺17世・大古世源を開山として創立されました。 当寺には建暦2(1212)年の筆写で市内最古の写経である大般若経、大応国師倚像、北条氏照からの鐘借用状(支有形文化財)などが残されています。 山門を抜けて境内に入ると右側に湧水を利用した池と鐘楼、左側には地蔵堂などがあります。 |
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山 号 | 金剛山 | |
創 建 | ||
開 山 | 建長寺17世大古世源 | |
本 尊 | 十一面観音 | |
文 化 財 | 大般若経 (建暦2年・1212) 板碑 (正応元年・1288) 北条氏照の鐘借用状 (天正16年・1588) 大応国師像 (元和3年・1617) | |
住 所 | 長淵 3-299 | |
電 話 | ||
駐 車 場 | 有り | |
金剛山と号し、本尊は十一面観音、文保年間の創建で開基は鎌倉九代将軍守邦親王で開山は国一禅師大古世源和尚です。 古くより仏光派の本寺として栄えて来ましたが、幾度かの罹災により現在に至っています。 当時は多摩川の南岸にあり、本堂の東南の弁天池小島に弁財天を祀ったのが寺の始まりと思われます。 弁財天は水と音楽を司ります。この尊を拝むときは「財宝弁通して絶ゆることなく、家内和合して音楽を奏でるが如し」といいます。 なお、当寺には北条文書等の文化財を保存し、また白狐宝珠稲荷が祭られています。 |
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大板碑 | 湧水池 | |
玉泉寺にはこの付近で最も多量に、また、注目すべき板碑が集中しており、その数は50余基にも達します。 中でも、建長年代(1288)年の大板碑は注目に値するものです。 |
玉泉寺の境内には、古くから湧水で出来た池があります。 近くの寺改戸遺跡の成立などと関係したと思われる池で、現在も清らかな水が枯れずに湧き出ています。 | |