青梅ナビ

友田（現・友田四丁目）にあり、本尊は十一面観音である。

文明七年（1475）賢海開創の観音堂にはじまる。慶安二年、観音堂領五石の朱印状が寄せられ、その後、友田御嶽神社の別当・光岸寺を合寺し友田山となった。中興は宥賢といい、元禄十五年（1702）示寂、元文年間（1736～1740）隆覚により塩船寺末となり華蔵院けぞういんと改称した。昭和大改築の本堂の前の高野槇こうやまきは開創当時のものという。寺宝の寛正四年（1,463）平憲清奉納の鰐口こうやまきわにぐちは、もと友田御嶽神社にかけてあったもので、市指定の有形文化財である。【青梅市史より】