宗 派 | 曹洞宗 | 宗泉寺は宝龍山と号し、宗洞宗に属し、本尊は地蔵菩薩です。 天文19(1550)年に天寧寺4世・説翁星訓を開山、師岡山城主将景を開基とし創建せれています。 宝永年間(1704~1710)に須田大隅守盛輔によって再興され、徳川幕府から地蔵堂領として3石の朱印状を下付されています。 宗泉寺前一帯は丘陵の谷川から流れる谷水を利用した、谷戸田が西北から東にかけて広がっており、さらに背後のも谷戸田があります。 |
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山 号 | 宝龍山 | |
創 建 | ||
開 山 | 天寧寺4世・説翁星訓 | |
本 尊 | 地蔵菩薩 | |
文 化 財 | ||
住 所 | 吹上 | |
電 話 | ||
駐 車 場 | 有り | |
宗泉寺のカヤ | 福徳2年の板碑 | |
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目通り4.3メートル、高さ24.5メートルの大きさで、上部に傘状の枝が大きく張り、下部の枝がいちじるしく垂下しているのが特徴です。 昭和40(1965)年に都の天然記念物に指定されました。 |
この寺には、私年号(福徳2年)の板碑が3基あります。 私年号とは朝廷が正式に定めた年号ではなく、民間が私的に用いた年号で、この年は延徳3(1491)にあたります。 私年号の入った板碑は珍しく、市内には河辺の東円寺に同一様式のものがあるのみです。 3基のうち完全な形の2基が市の有形文化財に指定され、本堂に収蔵されています。 |
共同墓地の左には、師岡山城主将景の室の墓と伝えられる「永禄二年己末三月二十八日、月窓妙 禅定尼」とかすかに判読できる宝キョウ印塔があります。 相輪部分に五輪塔の空風輪がのり、笹の部分は基礎に比べてやや小ぶりで、不揃いのものです。 また、記年名・戒名の入った基礎の下に反花座(そりばなざ)のついた台石がおかれています。 これらのことから、この塔は、もともと代石のない塔だったと思われます。 |