Rock & Wild Rare Pic.

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デヴィッド・カヴァデール  David Coverdal
ホワイトスネイクとしての初来日、1980年のときのショットです。

デヴィッドのデビューはディープ・パープルのイアン・ギランが脱退したあとの74年のことですが、そのパープル解散後もソロアルバムを出し、自分自身のバンドとしてホワイトスネイクを結成したのです。パープルでの先輩であるジョン・ロードとイアン・ペイスを迎えて活動を続け、この80年の4月に来日をしたのですが、このときは元パープルのメンバーが3人もいたとは言え、決して大物扱いもされず、ホテルもビジネスホテルに毛のはえたようなところでした。

でもデヴィッド自身の成長ぶりは凄まじく、75年にトミー・ボーリンたちと来たパープルでの、情けないボーカリストとは全く別人のようになっていました。
コンサートでの彼はブルース・フィーリングに溢れたシャウトを聴かせ、そのセクシーさもただ事ではありませんでした。このスネイクのコンサートは、今でも思い出すだけで鳥肌がたつような素晴らしさに溢れていましたよ。

このころからデヴィッドは通称「デビカバ」と呼ばれ、女の子たちのアコガレの的でした。私はジョン・ロードさんに会いに行ったのですが、初日にあやうくデヴィッドにナンパされかかりましたねぇ。ジョンに会いに来たのよ、と言ったら、「あっそうっ!」とそれ以降は平然としてましたが・・・。

別の日に、私はジョンにも会えず、彼らのレコード会社のスタッフとバーで話していたところ、そこへ取材を終えたデヴィッドが割り込んできて、サッサと隣りに座ってしまいました。
しばらく一緒に雑談していたのですが、カメラを持ってた私が、写真撮らせて、と頼むと「ウン、OKだけど服は脱がないでいいのかい?」だって!  お断りするのにちょっと赤面してしまいました。もちろんからかってくれたんですがね。

他にも上半身全部写ってるショットもありますが(服は着てます)、なんたってこの超接近写真はめったにお目にかかれませんよ。
このときのデヴィッドはホントにチャーミングでした。でも翌年の81年からは彼らもビッグになってしまい、デヴィッドも少しファンとの接し方が変わってしまったのにはガッカリでした。


夏川 翠 2002.5


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