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  • 更新日 2012年1月20日
  • 安楽寺あんらくじ
    安楽寺
    宗 派 真言宗豊山派

    成木山愛染院と号し、本尊は不動明王です。和銅年間(708~714)に行基が軍茶利明王を彫刻し一堂に安置、 これが安楽寺の基となったと縁起に記されています。

    鎌倉時代には、源頼朝が家臣の畠山重忠に命じて自分の護持仏愛染明王を納め、また、足利尊氏も暦応年間(1338~1342)には、 大泉坊・財泉坊・吉祥坊・多門坊など6僧坊を建てさせ、 近辺の武士や僧侶に大般若経六百巻の筆写・奉納を命じたと伝えられています。

    その後は乱世が続いたため兵火にかかり、堂宇などは焼失しましたが、永禄年間(1558~1570)に、鎌倉の僧・賢能が再興しています。

    天正年間(1573~1592)には、八王子北条氏の尊信が厚かったようです。 天正19(1591)年には、徳川氏から寺領7石の朱印状を賜っており、当寺の寺域は約8790坪(約2万9000平方メートル)でした。

    現存する棟札によると、本堂は元禄6(1693)年に建立され、また須弥壇(しゅみだん)は元禄7(1694)年に富岡村の横手八郎左衛門が施主になって建てています。

    境内前庭には表門と長屋門があり、腰羽目板張り漆喰壁つきの塀をめぐらしています。 総門を入ると正面に本堂、右側に玄関が続いています。本堂左手前に入母屋造りの鐘楼があり、その左後方には唐破風造りの向拝をつけた宝塔があります。

    本堂の前の大スギは幹回り約6.5メートルで、 大正15(1926)年に都の天然記念物に指定されています。

    山 号 成木山愛染院
    創 建 和銅年間(708~714)
    開 山 行基
    本 尊 不動明王
    文 化 財
    住 所 青梅市成木 1-583
    電 話 0428-74-6085
    駐 車 場 有り
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    寺宝 大スギ

    寺宝としては、都の有形文化財に指定されている、平安時代後期の作と推定される木造金剛力士蔵と木造伝金剛力士立像、元禄12(1570)年に江戸の蒔絵師西村三郎兵衛が作った横書きの「愛染院」木造扁額、市の有形文化財に指定されている元亀元(1570)年の八王子北条市の禁制状、天正16(1588)年の北条氏照の鐘借用状など多数あります。

    本堂の前の大スギは幹回り約6.5メートルで、大正15(1926)年に都の天然記念物に指定されています。

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