掲載日 平成27年4月15日 |
安楽寺は、成木川北岸の明るい高台にある真言宗の寺院です。成木一丁目バス停から、北に分かれる道に入ると、安楽寺の仁王門が正面間近に見えます。 近づくと、マンの左右の金剛力士(仁王)が、脇間の棚の上に上半身を現します。 門の向かい左方は、口を閉じた 金剛力士は仁王とも呼ばれ、その役目は四天王などと同様、仏法を守護する護法神としての働きです。像容も力強く、怒りの表情(吽形、阿形)で造像されます。役目柄、本堂の奥深くに安置されるよりも、寺の入り口の山門で風雨にさらされることも多くなります。そのため、金剛力士像には、傷みの激しいものが多いとも聞きます。安楽寺の二体も、昭和57年から59年にかけて修復作業が行われ、面目を一新しました。寺の最外縁に仁王立ちし、仏敵だけでなく、風雨とも闘い、庶民的な親近感を感じます。「お役目ご苦労様」と門を過ぎ、 安楽寺の仁王門は、成木一丁目バス停から、徒歩数分。 問い合わせ 郷土博物館☎23・6859 | |
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市文化財保護指導員 櫻岡 幸治 | ||
木造金剛力士立像吽形 |
木造伝金剛力士立像 |
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