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  • 更新日 2015年4月22日
  • 青梅市「広報」より
    《第百六十九回》ふるさとの文化財

    木造金剛力士立像吽形もくぞうこんごうりきしぞううんぎょう木造伝金剛力士立像もくぞうでんこんごうりきしりつぞう
    【東京都指定有形文化財】
    掲載日 平成27年4月15日

    安楽寺は、成木川北岸の明るい高台にある真言宗の寺院です。成木一丁目バス停から、北に分かれる道に入ると、安楽寺の仁王門が正面間近に見えます。 近づくと、マンの左右の金剛力士(仁王)が、脇間の棚の上に上半身を現します。

    門の向かい左方は、口を閉じた吽形うんぎょう像(像高・211.2㎝)ですが、右方(像高・189.7㎝)はその像容から、を開けた阿形あぎょうの金剛力士像ではないとされています。吽形と対をなす本来の阿形像が失われ、他所から起用されたピンチヒッターの可能性があります。(尊名不詳)材質は両像ともカツラ、穏やかな作風で平安時代の作とされます。二体とも、昭和51年1月に都有形文化財に指定されました。

    金剛力士は仁王とも呼ばれ、その役目は四天王などと同様、仏法を守護する護法神としての働きです。像容も力強く、怒りの表情(吽形、阿形)で造像されます。役目柄、本堂の奥深くに安置されるよりも、寺の入り口の山門で風雨にさらされることも多くなります。そのため、金剛力士像には、傷みの激しいものが多いとも聞きます。安楽寺の二体も、昭和57年から59年にかけて修復作業が行われ、面目を一新しました。寺の最外縁に仁王立ちし、仏敵だけでなく、風雨とも闘い、庶民的な親近感を感じます。「お役目ご苦労様」と門を過ぎ、軍荼利明王ぐんだりみょうおう堂から本堂へ進みます。

    安楽寺の仁王門は、成木一丁目バス停から、徒歩数分。

    問い合わせ 郷土博物館☎23・6859

    市文化財保護指導員
    櫻岡 幸治
    木造金剛力士立像吽形
    木造金剛力士立像吽形
    木造伝金剛力士立像
    木造伝金剛力士立像
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