掲載日 平成28年1月15日 |
成木にある安楽寺(真言宗)所蔵の不動明王図(市指定有形文化財・昭和43年指定)は、幅40.4㎝、長さ106.5㎝の不動明王立像画幅(水墨画)です。縦長の画幅で、燃え上がる火炎を背景に、右手に利剣、下げた左手に 画幅の明確な製作年代は不明ですが、室町時代の水墨画の特色をよく伝える優品であることが、文化財の指定理由です。また、画幅の裏面には、その由来と修理の記録が墨書されています。その記録からは、「この画幅は安楽寺中興の開山 不動明王は、諸悪を降伏させるため、忿怒相で剣を持つ恐ろしげな姿で表現される仏です。しかし、お不動さんと呼ばれ、昔から庶民にも親しまれています。人々に降りかかる現実のさまざまな悩み、災いを取り除き、現世利益的な功徳をもたらして貰えることが、人気の一端でしょう。不動明王のパワーは悟りから得られる 問い合わせ 郷土博物館☎23・6859 | |
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市文化財保護指導員 櫻岡 幸治 | ||
不動明王図 《広報おうめより》 |
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