掲載日 平成27年12月15日 |
成木3丁目の成木小校庭の西南隅にある 板碑は鎌倉時代から戦国時代にかけてのおよそ400年間に 天ヶ指の板碑は康安2(1362)年の製作ですが、板碑の上部に大きな 種子とは、密教において仏尊を象徴する呪文(真言)のことで、本尊となる仏を想起するためのシンボルです。これを植物の種にたとえて種子といいます。梵字は古代インドの文字で、サンスクリット語とも呼ばれます。 板碑の下部には、紀年名の両側に、仏教では絶対の真理を示すといわれる独特のことばの「光明真言」が24文字の梵字で刻まれています。 市内では釈迦三尊種子板碑のまれな完形品で、梵字の光明真言とのとりあわせも特異であることから、市有形文化財に指定されています。 この青石塔婆(板碑)がある天ヶ指共同墓地は、青梅駅・東青梅駅・河辺駅のいずれかから都バス「成木循環」で、成木小前バス停下車。すぐ近くの都道沿いです。 問い合わせ 郷土博物館 ☎23・6859 | |
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市文化財保護指導員 久保田 繁男 | ||
参考資料 『広報おうめ』より |
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