掲載日 平成17年2月15日 |
今日、2月15日はお釈迦様の命日で 青石塔婆は 青梅市内にある大小千数百基の板碑のほとんどがその形式ですが、聞修院の板碑は非常に珍しい阿弥陀如来の姿を線彫りしたものです。調査によると天文12年(1543)10月に42人もの人々が馬次郎さんという方を中心に力を合わせ造立しました。この42人中、法名で判断すると半数は女性のようで、黒沢にある聞修院は、江戸時代に10石の未印地を有していたことを思うと、厚い信仰心と財力とがしのばれます。また、この板碑は全長165㎝の大きなもので、板碑造立時代最末期の最大です。多摩川流域では他に例を見ない板碑といわれ、昭和39年に市有形文化財に指定されました。 聞修院へは青梅駅から上成木行きか飯能行きのバスに乗り柳川バス停下車徒歩7分です。 | |
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市文化財保護指導員 棚橋 正道 | ||
参考資料 『青梅文化財・史跡・天然記念物』より |
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